妊娠中の心の安静
妊娠は生理的なもので病気ではありません。
むやみに恐れたり、心配することなく今までどおりの生活でさしつかえありません。
胎児の成長には母胎の精神的な安定が必要です。
昔から胎教ということがいわれていますが、母親の心の持ち方が胎児に影響を及ぼします。
過度の精神疲労・刺激の強い読書・映画などは避け、家庭内の不安も早期に解決するようにしましょう。
ストレスや不安を感じた場合には気分転換をすることをオススメします。
妊娠中の心の安静を保つためには、環境を変えてみることも必要です。
一番オススメするのは、家の近くをゆっくりと散歩してみてはいかがでしょうか?
普段は通らない道や、公園などに行くと新たな発見があります。
忙しい現代の世の中ではなかなか発見することのできな物が見つかったりします。
妊娠というのは永遠に続く事ではありませんので、ゆったりとした生活をおくるようにしましょう。
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2005年1月28日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:妊娠生活の心得
妊娠中の睡眠と休養
妊娠中は疲れやすいので休養は十分にとり、睡眠は8時間くらいとることが必要です。
疲れたと感じたら、できるだけ横になって休みましょう。
働く妊婦さんは特に疲れやすいので、帰宅後は家族の協力を得て休養をとるようにしましょう。
以下にオススメの睡眠方法を載せておきます。
・カフェインを取り過ぎないこと
1日1杯くらいのコーヒーは大丈夫みたいですが、あまり多く取るとおなかの赤ちゃんにも良くありません。
以前は妊娠中とはいえ毎日2杯は緑茶や紅茶を飲んでいましたが、ラズベリーリーフティーを飲み始めてからは、カフェイン摂取量が減りました。
また、ラズベリーリーフティには安眠の効果もあるのではないかと思うのです。
最近は、トイレに1,2回起きるだけでぐっすり眠れます。
・ストレスや心配を減らす
出産に対して不安が強いと、どうしても眠りが浅くなってしまいます。
ソフロロジー式で出産にたいしてポジティブなイメージを持つことにより自信がつき、リラックスして妊娠期間を過ごせるようになります。
・適度な運動
1日15分のウォーキングでも効果があると思います。
妊娠すると体を動かすの億劫になりますが、ゆっくり自分のペースで散歩をしてみてください。
気分もリフレッシュします。
・睡眠環境を整える
まず、冬は加湿器をつかって、空気の乾燥を防いでください。
マイナスイオンがたくさんでる加湿器をおすすめします。
そして更に濡れタオルを部屋に干します。
空気が乾燥していると喉が痛くなったりして夜中に目が覚めることがあります。
しっかりと乾燥対策をしてください。
またマイナスイオンはリラックスさせてくれるパワーがあります。
・左側を下にして寝る
左側を下にして寝たほうが、母体と赤ちゃんのためにいいそうです。
本にも書いてありましたし、友人もそう言ってました。
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2005年1月26日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の運動
妊娠中の適度の運動は血液の循環をよくし、気分転換にもなります。
そして、食欲の増進・便秘の予防・安眠をもたらす効果がありますが、過度な運動は流早産の原因になるので注意が必要です。
一般的には散歩や妊婦体操がよいでしょう。
妊娠前からしているスポーツは、続けてよいか医師に相談しましょう。
また、妊娠中は体にも様々な変化が起きています。
妊娠中は関節の安定性が低下し、骨盤が大きく前に弯曲します。
お腹が重くなってくる妊娠24週頃からは、体の重心が前に移り、腰を反らせて歩いたりするため妊娠前には使わなかった背中や腰の筋肉に負担がかかります。
そのため、腰や背中の痛み、静脈瘤などの下肢のむくみがおこる事があります。
さらに、妊娠中は心臓から送られる血液の量が増え心拍数が上がります。
呼吸の効率が低下するので、日頃からゆっくり大きく呼吸をするようにしましょう。
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2005年1月24日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の便秘
妊娠中でも決まった時間に便通の習慣をつけ、繊維の多い野菜・豆類・きのこ・海藻類などをできるだけ摂取しましょう。
妊娠中の便秘の主な原因として下記の事があげられます。
1 妊娠初期につわり、妊娠悪阻のために食事の摂取量が減少し、排便量が減少し、排便リズムが崩れるために便秘になる。
2 妊娠することによって黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌は亢進します。その結果、黄体ホルモンによる腸管の平滑筋弛緩作用、蠕動運動抑制作用によって腸管の運動は不良になり、便秘になりやすくなります。
3 妊娠6ヶ月以降になると、妊娠子宮は増大し、腸管が直接圧迫されるために便秘が生じやすくなります。
4 妊娠子宮が増大することによって、腹壁が伸展されるために腹筋も伸展され、排便時に腹圧がさらにかけにくくなるために便秘になりやすくなります。
5 妊娠中には子宮が増大し、その結果、静脈還流が障害されるために痔が発生したり、悪化したりします。
痔が悪化することによって排便時痛が激しくなるために、排便行為を我慢することによって便秘になりやすくなります。
妊娠中であってもなくても、便秘に対する対策は同じです。
できるだけ薬剤に頼らずに、生活習慣の改善すなわち排便リズムの改善、運動、食事療法などが大切になります。
1、排便リズムの確立
規則正しい生活をおくることが重要で、便意がなくても毎日一定の時間にトイレに行く習慣をつけることが大切です。
特に朝食後の最も排便しやすい時にトイレに行く習慣をつけることが大切です。
つわりの期間にこの習慣がなくなり、以後便秘になってしまう場合もあります。
2、食事療法
線維の多い植物性食品は大腸を物理的に刺激できるために、便秘対策には有効です。このような食品としては豆類、葉菜類、根菜類、きのこ類、海草類などです。
具体的にはごぼう、れんこん、たけのこ、サツマイモ、ふき、セロリ、きゅうり、しいたけ、こんにゃくなどです。
魚類では、たこ、いか、貝類なども有効とされています。
3、大腸の刺激
食事療法とは言えないが、起床直後の早朝空腹時に、冷たい水、冷たい果汁、冷たい牛乳を飲むことも、便秘対策として有効であることが知られています。
これは胃の中にこのような冷たい飲料が入ると胃大腸反射が起こり、反射的に横行結腸以下の大腸の蠕動運動が亢進し排便が促進されます。
4、適度な運動
適度な運動は便秘に有効であるだけでなく、妊娠経過全般に好ましい影響を及ぼします。散歩や妊婦体操(妊婦水泳、マタニティービクスなど)は便秘対策としても有効です。
5、痔疾対策
痔による疼痛のために、排便を我慢しやすく、排便習慣が崩れる可能性があります。その結果として便秘の原因になり得るために痔疾対策が重要です。
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2005年1月22日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の服薬
産婦人科で処方された以外の服薬については、主治医に相談しましょう。
風邪をひいた場合などで言うと、次の月経がくる頃になったら、できるだけ月経が来るまで、妊娠が否定されるまで、薬を飲まないようにすると安心です。
月経予定日を過た時は薬は飲まないことが安全です。
最終月経日から28日たった頃からが一番危険なときだからです。
最終月経日から28日目というと、次の月経がくる頃です(妊娠していれば、妊娠4週という時です)。
妊娠に気がつかないで薬を飲んでしまうことにもなります。
風邪をひいたりすると、解熱鎮痛薬や風邪薬を飲んでしまい、その後、月経がなく、あとで妊娠がわかったり、あの時薬を飲んでしまった・・と心配をするケースが多いようです。
妊娠中のいつ薬を飲んでいるかを見ると、絶対過敏期と28~50日までが一番多く飲まれています。
妊娠に気づかないために薬を飲んでしまいす。
妊娠していれば、むやみに薬を飲むのは控えると思いますが、月経が遅れるまでは、妊娠?と思わないことが多いので、薬のことまでは考えないものです。
理論的には、最終月経日から28日目までは、薬を飲んでも奇形という点では、問題はありません。
その後が、突然一番危険な時期になってしまうので、ちょっと計算違いや勘違いをすると心配なことになってしまいます。
奇形になる可能性が増える、ということは(薬によりますが多くの場合)ほとんどない、と考えられます。
約280日の間、「妊娠に気づかずに薬を飲んでしまったので心配」などという無用の心配をすむように、妊娠の可能性が少しでもあれば、否定されるまで、不要の薬は必要がないという心がけが必要ではないかと思います。
妊娠中の服薬については産婦人科医に相談していただきますが、少なくても、薬を飲んだからといって安易な人工中絶をするのは避けるべきです。
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2005年1月20日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の姿勢と動作
おなかが大きくなってくるとバランスが悪くなり、動作が不安定になります。いくつかの動作の注意点を下記にあげておきます。
・歩くときは背筋をのばしてゆっくり歩きましょう
・いすに座るときは深く腰をかけましょう
・階段の上り下りはつま先、かかとの順におろして腰はまっすぐのばしましょう
・高いところのものをとるときは安定した踏み台をつかいましょう
・料理や洗い物等の立ち仕事をするときは、一方の足を少し前に出して、からだを前後に揺するように動かしましょう
・重いものを持つときは、膝を曲げてしゃがみ、持つものをからだのそばに引きつけて、両膝を伸ばしながら持ち上げましょう
・床の拭き掃除はおなかを圧迫しないように膝を立てたしせいでふきましょう
・低いところの掃除は両膝を立てて低い姿勢でしましょう
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2005年1月18日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の喫煙
たばこは、胎児の酸素・栄養不足をおこし、早産た低出生体重児(2500g未満)の出生や乳児突然死症候群(SIDS)の発祥につながりやすいので、元気な赤ちゃんを産み育てるためにも喫煙はやめましょう。
また、まわりで吸う人の喫煙も同様の影響を受けますので、夫や周囲の人たちにも協力してもらいましょう。
おなかの中の赤ちゃんへの喫煙の影響
妊娠中に喫煙している母親から生まれた赤ちゃんは、喫煙しない母親から生まれた赤ちゃんに比較して、出生時体重が平均で約200-250グラム軽いです。
また、母親のおなかの中にいた期間(在胎週数)が同じ赤ちゃんの間での比較でも、妊娠中に喫煙している母親から生まれた赤ちゃんは、出生時体重が軽い傾向があります。
死産や新生児死亡(生後28日以内の死亡)、乳幼児突然死症候群(SIDS:sudden infant death syndrome)が、喫煙する母親の赤ちゃんに多い傾向があります。
米国で2001-2002年に出生した赤ちゃんにおいて、妊娠中の母親の喫煙と児の先天性指異常(多指症、少指症、無指症、合指症)の発生との関係を調査した研究があります。
6,839,854人の出生児の記録を調べ、5171人の先天性指異常(手や足の指の多指症、少指症、無指症、合指症)が見られた児と先天性指異常が見られなかった赤ちゃん10342人を対照として比較したものです。
妊娠中に喫煙している母親から生まれた赤ちゃんは、喫煙しない母親から生まれた赤ちゃんに比較して、先天性指異常(手や足の指の多指症、少指症、無指症、合指症)が見られる確率が1.33倍と高かったです。
一日に吸う本数が多いほど確率は高くなる傾向があります。
母親が妊娠中に喫煙していない場合と比較して、母親が妊娠中に一日当たり吸う本数が、1-10本で1.29倍、11-20本で1.38倍、21本以上で1.78倍と高くなります。
妊娠への喫煙の影響
喫煙しない女性に比べ、喫煙する女性は、不妊を経験しやすく、妊娠も遅く成りがちです。
また、妊娠後も、胎盤早期剥離、前置胎盤、早産等を起こしやすいです。
母乳による授乳への喫煙の影響
母乳による授乳に関しては、喫煙する母親では、母乳による授乳を行う者が少なく、母乳による授乳を行っても短期間であり、母乳の分泌も少ない傾向があります。
月経への喫煙の影響
喫煙しない女性に比べ、喫煙する女性は、月経困難症となりやすいようです。
喫煙しない女性に比べ、喫煙する女性は、平均的に約1-2年、閉経を早く迎えます。
経口避妊薬服用者への喫煙の影響
喫煙する経口避妊薬服用者は、喫煙せず経口避妊薬も服用しない者に比べて、狭心症・心筋梗塞等の心臓の冠状動脈疾患になりやすいです。
経口避妊薬を服用しようと考える女性は、喫煙しない方が良いでしょう。
喫煙による悪影響の予防のためには
タバコを吸うのは止めましょう。
今さらタバコを吸うのをやめても意味がないということはありません。
喫煙する母親が妊娠の最初の3か月までに喫煙を止めた場合に生まれる赤ちゃんは、喫煙しない母親に生まれる赤ちゃんと出生時体重は同等レベルになることが知られています。
また、母親の周囲の人たちも、タバコを吸うのは止めましょう。
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2005年1月14日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の飲酒
お酒に含まれるアルコールは、胎盤を通ってお腹の赤ちゃんに悪影響をあたえます。
低出生体重児の出生や胎児の異常につながりやすいので、妊娠中および授乳中の飲酒は控えましょう。
妊娠中の大量飲酒により「胎児性アルコール症候群」(FAS=Fatal Alcohol Syndrome)と呼ぶ、知能や発育、顔貌の異常などの障害を持つ子供が生まれる事例が報告されています。
飲酒により、胎盤を通じて胎児の体内に直接アルコールが入り、害がおよぶ可能性があるといわれています。
アルコールが原因となる障害は、飲酒を避けることで100%予防が可能です。
安全な飲酒の目安や量ははっきりしていませんが、予防のためには「妊娠中は飲酒しない」「妊娠を考えた時から飲酒を休む」のが最良です。
「妊娠に気づく前に飲んでいた場合には、その時点から飲まないようにする」ことが大切です。
授乳期の飲酒についても止めましょう。
日本ではこれまで「胎児性アルコール症候群」発症の報告例は少なかったのですが、近年、女性の飲酒機会と量が急増していることもあり注意が必要です。
胎児性アルコール症候群とは
昔から妊娠中に大量のお酒を飲むと、生まれてくる赤ちゃんに未熟児が多いとか、流産しやすくなるなんてことは良く知られていましたが、少量の飲酒でも赤ちゃんに障害をおこしうることが分かってきました。
胎児性アルコール症候群とは、妊娠中の飲酒によるアルコールの影響で、生まれてくる赤ちゃんに発達障害や行動障害、学習障害などが現れる障害のことです。
特有の顔貌があったり、小奇形を伴うことでも知られています。
いままでは、妊婦さんの大量飲酒でおこるといわれていましたが、最近、少量でも発生したとの報告もありました。
脳は妊娠中ずっと発達を続けます。
そして、非常にデリケートなので、アルコール以外の影響もすぐ受けてしまいますが、特にアルコールの影響を受けると様様な障害が起こりうるのです。
具体的には脳が小さかったり、左右をつなぐ脳梁という部分が萎縮したり、形がゆがんだりすることが報告されています。
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2005年1月12日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の職業を持つ人
長時間混雑する乗物で通勤する人は、時差出勤を考えましょう。
職場では、冷房対策が必要で、こまめに休憩をとり室外に出て暖かい空気に触れるなど心がけましょう。
また、家事は夫の協力を得たり、合理化できるよう工夫しましょう。労働基準法による産前6週間(多胎の場合は14週)、産後8週間の休業や育児休業制度などの手続きについては、職場に聞いておきましょう。
赤ちゃんを預ける保育所については、お住まいの区の保健福祉センター保健福祉担当に相談しましょう。
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2005年1月10日 | コメント/トラックバック(0) |
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妊娠中の性生活
妊娠中の心の不安定を落ち着かせるためにも、夫婦の心とからだのつながりは大切なことですが、妊娠全期間を通して性交により、感染の機会が増え、子宮収縮がおこりやすくなります。
深い挿入や強い運動、早い運動は避け、静かにいたわりをこめて、おなかを圧迫しないような体位を工夫し、時間も短くしましょう。
お互い無理なく満足できる方法を考えることが大事です。特に妊娠11週(3ヶ月)頃までと、36週(10ヶ月)以降はなるべく控えましょう。
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2005年1月8日 | コメント/トラックバック(0) |
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