妊娠中の風疹(ふうしん)の抗体検査

妊婦が風疹(ふうしん)に感染すると、胎児に先天性風疹症候群を起こします。
先天性風疹症候群の主症状は、白内障、緑内障、心疾患、聴覚障害、小頭症、精神遅滞などですが、感染した時期で症状の種類や程度が違いますし、全く症状がないこともあります。
母親の風疹抗体検査は、先天異常をスクリーニングすること、母体の感染予防を目的として行っています。
一般的にはHIという方法で抗体量を測定し、256以上の場合、さらに詳しい検査を加えます。
逆に低い場合は、妊娠中は子どもの多い場所を避ける、出産後はワクチン接種を薦めるなど感染予防の指導をします。
施設によって、検査の方法や判定基準に違いがあるので、検査内容や結果については、主治医に相談しましょう。

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妊娠中に出血があった場合

妊娠中の出血の原因はさまざまで、子宮粘膜のびらんやポリープからの出血、胎盤からの出血、臨月であれば出産の前兆のこともあります。
色は真っ赤なものもあれば、赤ワイン色や茶褐色のものもあります。
少量だからといって安心できるものでなく、子宮内では多量に出血している場合もあります。
実際どこから出血しているか、胎児は大丈夫かなどは、内診やエコーをしないとわかりませんので、自己診断せず必ず医師に相談してください。
もし、痛みやおなかの「はり」を伴っているようなら、至急受診してください。

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