赤ちゃんが左利きでも大丈夫?

運動神経の中枢が左の脳にある人は右利きになり、右の脳にある人は左ききになるといわれていますが、生まれてすぐからはっきりしているものではなく、成長、発育とともにだんだんと利き手ができてきます。
子どものころはどちらの手をつかっていても自然にさせておいてください。
無理に矯正させようとすると、混乱して、言葉や排泄(はいせつ)習慣などそのほかのことに影響が出ることがあります。
最近は、昔と比べて左ききであることがさほど問題視されなくなってきました。
左きき用の道具もいろいろと市販されており、日常生活で不自由する場面もなくなっています。
野球などむしろ左ききの方が優位である場合もあります。
それでも左ききを治したい場合は、右手も使えれば便利であるということを本人が理解できる年齢になってから、本人の意志で治すようにすればいいでしょう。

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赤ちゃんの肥満~赤ちゃんの肥満と健康

赤ちゃんがまるまる太っていると、おっぱいの飲ませすぎといわれることがありますが、母乳育ちのまるまるとした赤ちゃんは肥満ではありません。
乳児のときに太りすぎていると、将来の肥満につながると心配する人もいますが、成人の肥満は乳児期の肥満とは違う、他のさまざまな原因があります。
まるまるとしているからといって乳児期に食事制限を行う必要はなく、食事制限はむしろ赤ちゃんの脳や神経の発達を妨げる恐れがあります。
赤ちゃんはよちよち歩きができるようになると、食べることよりも動くことに一生懸命になります。
この時期に備えて、赤ちゃんは脂肪を蓄えているのです。
たいてい、2~3歳ごろになると、自然とスリムになります。
ですから、あまり気にしないで赤ちゃんが欲しがるときに欲しいだけあげるようにしましょう。

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赤ちゃんが一人歩きできない

赤ちゃんはつかまり立ち、伝い歩きができるようになると、一人歩きを始めます。
一人歩きを始める時期には赤ちゃんによって大きな幅があり、10か月くらいで歩き始める赤ちゃんもいれば、1歳3か月くらいで歩きだす赤ちゃんもいます。
はいはいせずにいきなり歩き始める赤ちゃんもいますし、下肢をつくのを嫌がって、いざって移動し、ひとり立ちや一人歩きがとてもゆっくりな赤ちゃんもいます。
個々の赤ちゃんの個性に合わせてゆっくり見守ってあげることも必要です。
もちろん心配な場合は、医師や保健師さんに相談してください。
赤ちゃんがひとり立ちや一人歩きをするには、身体や下肢の筋力、立位を保つためのバランスが必要です。
それらを鍛えるには、立位になる機会を増やしてあげることが良いでしょう。
骨盤を支えて立たせてだんだん介助する量を減らしていく、壁を背に立たせて遊ぶ、棒などにつかまらせて歩く、などを遊びに取り入れてみてください。
そうすると、赤ちゃんが自然と一人歩きをするようになっていますよ。

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赤ちゃんの首のすわりが遅い

赤ちゃんの首のすわりが遅いといってもいろいろな程度、原因があります。
赤ちゃんの首に全く力がなく、両手を持って引き起こすと頭が後へダラーンと垂れてしまったり、頭が前にガクッとたおれる、腹ばいにさせると全く頭が上がらないなど、極端な場合は早めに小児科医に相談してください。
4か月の時点で、立て抱きにしたときちょっとグラグラする程度なら特に遅れているとは考えなくても良いと思います。
やや首が弱いと感じるようなら一日に数回、赤ちゃんの機嫌が良いときにうつ伏せにしたり、うつ伏せにした状態で頭を上げるようにガラガラなど興味を引くものを目の前に見せてください。
また、お母さんのひざの上に向かい合うように背中を支えて座らせ、頭を支えている手を少しのけて、自分で頭を真ん中に保つように努力するのを助けてみてください。
これらは、訓練ではなく運動とか遊びの一つとして、赤ちゃんのご機嫌が良いときにさせてあげてくださいね。

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赤ちゃんが寝返りをしない

寝返りをする時期には個人差があり、全く寝返りしないまま正常に発達していく赤ちゃんもいます。
寝返りをするには、身体を伸ばす運動や回転させる運動が必要です。
着せすぎや太りすぎで動きにくい場合に、寝返りしにくいことがあります。
寝返らなくても、身体を横向きにしたり、ある程度回転させる動きができるなら、ちょっとしたきっかけでできるようになるでしょう。
赤ちゃんをあおむけの姿勢にして、身体の一方からおもちゃなど興味のあるものを見せ、その反対側の手でとらせて身体の回転を誘導します。
また、あおむけの姿勢で、片方の下肢を反対側の下肢の上に交差させて寝返りを誘導する方法もあります。
赤ちゃんのご機嫌がいいときに遊びとして試してみてください。

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赤ちゃんがすごく反り返る

3~4か月くらいの赤ちゃんで、立て抱きをしているときに首を後ろへ傾けて、背中をそるようにするため、抱きにくく、何か異常があるのではと相談を受けることがあります。
身体全体の筋肉の硬さ、あるいは柔らかさに問題がなければ心配ないことが多いです。
しかし、そることが多いと背中の筋肉ばかり強くなってしまいアンバランスになってしまいますので、抱っこするときは立て抱きはやめて、できるだけ前向きに、両方の上肢が前に来るように背中を丸くして、抱っこしてみてください。
ご機嫌が良いときには、うつ伏せにして上肢を前へ出すように興味を引くおもちゃなどを示して遊んであげてください。

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赤ちゃんがはいはいをしない

はいはいは、通常、お座りとひとり立ちの間にみられますが、中にはお座りした後、はいはいをしないでつかまり立ちをし、歩きだす赤ちゃんもいます。
そして、歩きだしてから機会があればはいはいをします。
また、いざりっこと呼ばれる下肢をつくのを嫌がる赤ちゃんたちがいて、はいはいせずに座ったままずって移動します。
このように、赤ちゃんの姿勢の発達にはたくさんのバリエーションがあります。
一つのことをほかの赤ちゃんと比べて早い遅いと一喜一憂することはありません。
発達はその一時点で評価するものでなく、生まれてからの経過が大事ですので、首の座りやからだの柔らかさ、硬さなど、これまでの経過に問題がなければ、あまり心配することはないでしょう。
もし、からだの柔らかさや、硬さ、バランスの悪さなどが気になるような場合は、医師や保健師に相談してみてください。

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赤ちゃんの体重が増えない

赤ちゃんには個性があり、母乳の飲み方や飲む回数、体重の増え方、寝る時間などはさまざまです。
体重は赤ちゃんの発育をみる上で、最も良い目安になりますが、毎日決まった量増えるというものではなく、ときには減ることもあります。
毎日の増減にこだわらず、3か月ごろまでは1週間ごと、それ以降は1か月ごとくらいで変化をみてください。
体重が増えない原因として、栄養不足のほかに、かぜや下痢のような急性の病気、症状が現れにくい心臓や腎臓(じんぞう)の慢性の病気などがあります。
長期間増えない場合は、医師の診察が必要となります。

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赤ちゃんがいきんで苦しそう

生まれたばかりの赤ちゃんは、生理的な反射や理由のはっきりしない動きをします。
ときどき、真っ赤な顔をしてうんうんいきんだり、うなり声を出したりして、どこか痛いのか、苦しいのかと心配になりますが、これは赤ちゃんがおっぱいを飲んだときに一緒に空気を飲み込むことによって起きる生理現象といわれています。
授乳後にげっぷをさせてみてください。
このようないきみのほか、大きな音やちょっとした刺激でびっくりしたように両手を広げたり、手足をぴくぴくさせる動きなどがみられますが、いずれも生理的な反射です。
赤ちゃんの生理的な反射は、生後2~3か月もすると消えていきます。
一度子育てを経験したお母さんには何でもないことですが、初めてのお母さんは毎日いろいろ心配なことが出てくると思います。
ちょっとしたことを聞ける先輩ママ、おばあちゃんやお友達を見つけておくといいでしょう。

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赤ちゃんのあざ(蒙古斑)

赤ちゃんにみられるあざのうち、赤いいわゆる赤あざは、医学的には「血管腫(けっかんしゅ)」といいます。
隆起のない境界明瞭(めいりょう)な「単純性血管腫」は、広がることはないですが、自然に消えることもありません。
皮膚の表面から隆起して柔らかい「いちご状血管腫」は、生まれてすぐからみられ、生後2~3か月ころに大きくなる場合もあります。
多くは6~7歳ころまでに消えますが、完全に消えないこともあります。
「海綿状血管腫」というあざは、皮膚の深いところにあり青っぽく見えます。
自然に消える傾向がありますが、皮膚の萎縮(いしゅく)を起こすこともあります。
顔やうなじの赤ぶどう酒色のあざは「正中母斑(せいちゅうぼはん)」と呼ばれ、多くは自然消退します。
青くみえる青あざの代表は「蒙古斑(もうこはん)」です。
腰、背部、肩甲骨部などに大小様々にみられます。
真皮の深いところにあるメラニンが透けてみえているもので、6~7歳ごろまでには消えます。
蒙古斑に似ていて、青色がさらに濃く、青黒色の部分もあるようなあざは「青色母斑」といい、自然に消えることはありません。
皮膚から隆起しない褐色の扁平(へんぺい)なあざは「扁平母斑」といい、表皮のメラニンが多くなっているものです。
大きくなることはないですが、自然に消えることもありません。
黒あざは「色素性母斑」と呼ばれ、自然と消えることはありません。
白く色がぬけたようにみえる白あざも消えません。
あざはお母さんにとって、とても気になるものです。
治療法の進歩により早くから治療を行うことが多くなり、成績も上がってきています。
全身性の疾患の一部としてみられることもありますので、早めに小児科医、皮膚科医に相談してみてください。

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