赤ちゃんのでべそが気になる

赤ちゃんのでべそは、おなかの筋肉がまだよく発達していないために起こるもので、おなかの筋肉が発達してくると次第におさまってきます。
医学的には、「へそヘルニア」と呼ばれます。
以前は、家庭療法として絆創膏(ばんそうこう)で押さえたり、硬貨をはりつけてたりしていたようですが、皮膚がかぶれたり、あまり効果がないために現在では何もしないで様子を見ることが良いとされています。
しかし、かなり大きくて1歳を過ぎても飛び出しているような場合には、手術で治すこともありますので、小児科医あるいは外科医に相談してください。

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赤ちゃんの頭にかさぶたやふけがある

生後1~2か月の赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、皮脂やあかが汗やほこりと一緒になり、頭やまゆ毛に白っぽいふけやかさぶたのようなものがつきます。
入浴時にふやかして、よく泡立てた石けんを使って洗い、毎日少しずつとってみてください。無理にとろうとしてゴシゴシこすると皮膚を痛めてしまいます。
ほかに、乳児期によくみられる湿疹(しっしん)に乳児湿疹があります。
額やほおに小さい赤いブツブツやかさぶた、ただれを認め、かゆみを伴うこともあります。
先ほどと同様のスキンケアを行い、それでも良くならないときは外用剤(塗り薬)を用います。
気になるような場合は医師に診てもらってください。
顔にブツブツが出るとお母さんはアトピー性皮膚炎が気になると思います。
乳児湿疹がそのままアトピー性皮膚炎に進行することはありません。
ただし、家族のだれかがアレルギー体質であったり、赤ちゃんが湿疹を繰り返している場合は医師に相談してください。

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赤ちゃんの頭が大きい

頭の大きさ(頭囲)は標準値を基準に評価しますが、頭囲だけでなく身長や体重とのバランスも重要です。
頭が大きくなる病気には、最も知られているものに脳室が大きくなる水頭症、その他にも骨の病気や代謝の異常、腫瘍(しゅよう)や頭の血管の病気などたくさんあります。
頭が大きくても家族性の場合など全く異常のない場合も多くあります。
急速に頭が大きくなる場合や麻痺(まひ)などの神経症状が伴う場合は、頭部CTなど詳しい検査が必要ですが、症状がなく成長曲線に沿って大きくなっている場合や身長・体重とのバランスに問題がない場合などはそのまま経過をみます。
不安がある場合は、健診時や小児科医に相談してください。

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赤ちゃんの頭の形がいびつ・向き癖がある

大部分の赤ちゃんは向き癖があり、いつも下になっている方が平らになってしまっている赤ちゃんはたくさんいます。
向かない方から呼びかけたり、向かない方を明るくするなど、意識的に逆向きに寝かすようにしてみるのも一つの手です。
タオルやドーナツまくらを使ってもさほど効果はない場合が多いようです。
成長に伴って頭の骨も発達し、お座りや寝返り、立ったり歩いたりすることが多くなると、頭の形も少しずつ丸くなりほとんど気にならなくなるので、あまり神経質にならずに様子をみてください。
向き癖を起こすものに斜頸(しゃけい)があります。
これは胸鎖乳突筋という筋肉が硬く縮んでしまうもので、首にコリコリした腫瘤(しゅりゅう)を触れます。
斜頸には、先天性斜頸と筋性斜頸がありますが、いずれも小児科医、小児整形外科医の診察が必要です。
また、乳児期後半よりみられる向き癖には耳や目の病気が原因となっている場合もありますので、かかりつけの医師や小児科医に相談してください。

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赤ちゃんの目やに

生まれたばかりの赤ちゃんに「目やに」をみることは珍しくありません。
目頭に白い粒が付く程度なら放っておいてもよいし、脱脂綿で軽くふいてみてください。
目やにが黄色かったり、粘調で糸をひくような場合は、細菌やウイルスの感染が疑われますので、目やにに触ったときにはお母さんの手をよく洗ってください。
そのような目やにが続く場合は、小児科か眼科を受診してください。
赤ちゃんの目やにの原因として鼻涙管閉塞(へいそく)があります。
鼻涙管とは目から鼻に通じる管で、この管が細く、詰まってしまうと、目やにがしつこく続く場合があります。
この場合は眼科医の診察が必要です。

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赤ちゃんののどがゼロゼロいっている

息をするときにゼロゼロ音がすると相談を受けることはよくあります。
生まれてすぐの赤ちゃんは、のどの軟骨が柔らかく、ゼロゼロいいやすいといえます。
母乳やミルクを飲んだ後にちょっとゼロゼロいう程度では、まず心配ないでしょう。
からだが大きくなれば自然と治ってきます。
顔色が悪くなったり、機嫌が悪かったり、鼻をふくらまして息をしたり、胸がぺこぺこへこむような陥没呼吸がみられる場合は、息をしにくい状態になっています。
そのようなときは、小児科医の診察を受けてください。

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赤ちゃんの鼻づまり

生まれて1か月ごろまでは、かぜをひいていなくても鼻が詰まりやすいものです。
綿棒やガーゼを湿らせて鼻の中のお手入れをしてみてください。
ズルズルした鼻が出る場合は、市販の鼻吸い器やスポイトで吸ってみるのも良いでしょう。
鼻が詰まっているために母乳が飲めないとか、寝られないような場合は小児科を受診して、相談してみてください。

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赤ちゃんのくしゃみ・しゃっくり

赤ちゃんの鼻の粘膜は敏感で、ちょっとした刺激でくしゃみをします。
冷たい風や、ちょっとした温度の変化でくしゃみが出ます。
たくさんくしゃみが出るからといって、この年齢ではアレルギー体質と決める根拠にはなりません。
また、赤ちゃんはほんのわずかなきっかけでしゃっくりをします。
お乳を飲んだ後などによくみられますが、これは食道や胃への刺激が横隔膜に伝わり、横隔膜が反射的にけいれんを起こすためです。
あまりしゃっくりが続くと苦しそうにみえますが、しゃっくり自体に害はなく苦しくもないので、心配しなくても大丈夫でしょう。
どうしても気になるようでしたら母乳やミルク、白湯(さゆ)を飲ませたり、静かに抱っこしてみてください。
そのうち自然とおさまるでしょう。

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あかちゃんのうんち

生後2~3日のウンチは、胎便といって緑がかった黒色でネバネバしています。
その後、黄色や黄緑色、黄褐色をした柔らかい形のないウンチが出ます。
母乳育ちの赤ちゃんは最初のころ、授乳のたびにウンチをすることもあります。
このことが、十分におっぱいを飲んでいる証拠になっています。
生後1か月を過ぎると、だんだん回数が少なくなってきます。
ウンチが緑色になることがありますが、便の中に含まれているビリルビンが酸化して緑色になるためで、病気ではありません。
機嫌が良く、健康な様子であったら、ネバネバした下痢状のウンチ、白いブツブツが混じったウンチなど、少しくらい変わったウンチであってもさほど心配することはありません。
赤ちゃんの機嫌が悪くあやしても笑わず、粘液の混じった水様便を何回もするようなときは、すぐ医師に診てもらってください。

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マタニティー・ブルーズとは?

マタニティ・ブルーズとは、出産直後にみられるうつ様の心やからだの症状のことをいいます。
これは、出産によって胎児胎盤からのホルモンがなくなり、からだのホルモンバランスが変化することによって起きるといわれています。
日本人女性の頻度は25~50%くらいです。
症状は、涙もろさ、抑うつ気分、不安、緊張、集中力の低下、焦燥感などの精神症状と、頭痛、疲労感、食欲不振などの身体症状がみられます。
産後3~5日にピークがあり、1週間程度で自然と症状がなくなってきますので、特に治療は必要ありません。
夫や家族に協力していただいて、家事を手抜きしたり、ゆっくり休んでみてください。
しかし、このような症状が産後4週間以上続く場合には、産後うつ病の心配がありますので、かかりつけの医師や助産師、保健師に相談して診てもらってください。

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2006年7月30日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:出産後の疑問

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