妊娠10ヶ月(妊娠36~39週)のおなか
『妊娠10ヶ月の母体の状態』
妊娠10ヶ月目、出産が近くなると胎児が骨盤腔に向かい下降するので、子宮底は下にさがりますから、胃や心臓への圧迫が減ってきてラクになり、食欲もでてきます。
しかし、膀胱や直腸などへの圧迫が強くなりますので、排尿の回数がふえ、便秘にもなりやすくなります。
また、膣からの分泌物が増えますが、これは、子宮の出口の潤いを増し、やわらかくして、産道の赤ちゃんが通りやすくするための準備ができたという証拠です。
その他、おなかが張ったり、かたくなった感じがしたり、足がつるといったこともあります。
『妊娠10ヶ月目の主な症状』
・おなかのふくらみが、全体的に下がってきます
・頻尿になり、おりものが増えます
・足のつけ根がつるような感じになります
・胃や胸の圧迫感がとれて少し楽になります
・子宮の張りが頻繁になります
『妊娠10ヶ月目の注意すること』
10ヶ月に入ったら、定期健診は毎週1度受けるようにし、何か異常があったらすぐに健診してもらってください。
おなかが大きく前につきだし、足元が不安定ですから、歩くときには転ばないように十分注意しましょう。
とくに階段の昇り降りは慎重にし、過度の労働も避けるべきです。
予定日が近づいたら、いつでもすぐに出産できるよう準備しておきます。
入用な品物はひとまとめにし、家族の者誰でもがわかるように万全を期して下さい。
また、入浴してからだを清潔にし、髪の毛も洗っておくと良いでしょう。
無理をせず、栄養に気を配り、休養と睡眠をたっぷりとるなどといった注意を十分に守れば、何も心配することはありません。
あとは落ち着いて出産の日を待つばかりです。
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2005年3月14日 | コメント/トラックバック(0) |
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