ビタミンC
ビタミンCはホルモンの分泌機能の維持に役立ち、血液の凝固作用を強めたり、細菌に対する抵抗力を強めます。
このビタミンCが不足すると、壊血病や皮下出血をおこしますが、妊娠時に欠乏した場合には、妊娠中毒症と早・流産の危険も生じます。
その他、貧血や分娩時の多量の出血、さらに胎児の発育不良といった悪影響があります。
柑橘類(レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ)、アセロラ、キウイフルーツ、トマトはビタミンCの含有量が非常に多い。
その他にビタミンCの多く含まれる食品としては、グァバ、パパイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、ブラックベリー、イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、マスクメロン、ブルーベリーがある。
多くの食品やサプリメントにおいて、「レモン○個分のビタミンC」という表現が用いられるが、このとき「レモン1個分のビタミンC」は20mgに換算される。
なお、この表記は農林水産省によって昭和62年に制定された「ビタミンC含有菓子の品質表示ガイドライン」によるものであるが、ビタミンCが主成分であるビタミン添加菓子を対象とするものであり、それ以外の食品やサプリメントに対して用いることは適当でない。
ビタミンCとは?
ビタミンC (Vitamin C) とは、アスコルビン酸(C6H10O6)のうち特にL型の光学異性体の方を指す。
水溶性ビタミンであり、生体の活動においてさまざまな局面で重要な役割を果たしている。
人間は、アスコルビン酸を生体内で合成できないために、その必要量をすべて食事などによって外部から摂取する必要があることから、ビタミン類として扱われている。
一方、多くの動物にとっては、アスコルビン酸は生体内で生合成できる物質である。
体内で合成できないのは、モルモットや霊長類の一部(人間を含む)など一部だけである。
タグ
2004年8月18日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:妊娠中に必要な栄養