妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は、おもに妊娠後半期からあらわれる妊婦特有の病気です。
悪化すると首位胎盤早期剥離を起こして早産や胎児死亡になったり、子癇といって母体が突然けいれんを起こして昏睡状態になるなど、母体の生命をもおびやかすようになります。
妊娠高血圧症候群の予防と早期発見を心がけましょう。

●妊娠高血圧症候群の症状

高血圧、たんばく尿が妊娠高血圧症候群の主な症状です。
ときには「むくみ」をともなうこともあります。
血圧は最高血圧(収縮期血圧)140mmHg以上または最低血圧(拡張期血圧)90mmHg以上の場合です。
「強い頭痛がつづく」「目がちらちらする」などが実は高血圧のサインということもありますから、妊娠中、気になる症状があったら、急いで産婦人科を受診しましょう。

●妊娠高血圧症候群の原因と予防

妊娠高血圧症候群の原因は、まだはっきりわかっていません。
しかし、妊婦特有の病気であること、出産後は大部分の症状が軽くなることなどから、妊娠の経過にともなうからだの変化や胎児の成長に、母体がうまく適応できずに起こるのではないかと考えられています。
予防としてはまず、妊娠初期から睡眠、休息を十分にとり、過労を避けることです。
また、良質の動物性たんばく質、植物性脂肪などの栄養を十分にとるようにします。
塩分は、妊娠中は1日10g以内とし、妊娠前から濃い味が好きな人はひかえめにしましょう。
妊娠高血圧症候群は、軽度の場合は、早期に発見して日常生活に気をつけていれば悪化することもなく、安全にお産をすることができます。
高血圧やたんばく尿の早期発見のために、定期的に健診を受けることはとても大切です。
まず第門一に予防、次に早期発見が原則です。

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2006年5月12日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:妊娠中の病気

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