2004年11月

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結膜炎(けつまくえん)

『結膜炎とは?』

結膜(白目とまぶたの裏側を覆っている部分)が炎症を起こす病気です。

原因として、ウイルスによるもの、アレルギーによるもの、目をこするなどの刺激によるものなどが挙げられます。

目が充血したり黄色い目やにが出て、これが悪化すると、目やにがこびりついて目が開けられなります。

代表的なものとして、ウイルス性結膜炎、細菌性結膜炎があります。

ウイルス性結膜炎

ウイルスが感染して起こる結膜炎で、夏風邪と併発することもあります。

人に非常に移りやすい結膜炎です。

ウイルス性結膜炎は、ほかの病気と一緒になることもあり、

・プール熱(のどの炎症を伴い、熱も出る。)

・急性出血性結膜炎(白めに結膜下出血が起こる)

・流行性角結膜炎(のどの痛みや、発熱を伴う)

などが、その例。

細菌性結膜炎

多くが汚れた手で目をこすることで起きる結膜炎。

特徴として、黄色っぽい目やにがたくさんでるのが挙げられます。

細菌の種類により、症状の重さも異なります。

『治療方法と注意』

ウイルス性結膜炎の治療には、抗菌薬の点眼薬や軟膏のほか、症状により、弱いステロイド薬入りの点眼薬を使います。

プール熱と併発した場合は、別途、解熱薬を併用します。

ウイルス性結膜炎は、細菌性結膜炎と異なり、完治までに2~3週間はかかります。

細菌性結膜炎は抗菌薬の点眼薬を使うと1週間で治ります。

ウイルス性結膜炎は、感染力が非常に強いので、家族にうつさないようタオルやバスタオル等、別なものを用意するのが良いといえます。

弱視(じゃくし)

『弱視とは?』

なんらかの目の異常で、乳幼児期に視力の発達が止まってしまう病気。

視力が非常に弱く、めがねをかけても視力が出ません。

代表的なものとして、

斜視が原因となり、使わないほうの目の視力が発達しない斜視弱視、

屈折異常のため目が発達しない屈折異常弱視、

片方の目が遠視や乱視で見えるほうの目だけを使うために、悪いほうの目が発達しない不同視弱視、

片目に眼帯をかけることが原因で起こる形態覚遮断弱視

が挙げられます。

また、乳幼児期に眼瞼下垂があったり、角膜の異常(白内障や角膜混濁など)がある場合も弱視になる可能性があります。

早期治療が望ましいため、赤ちゃんが異常に目を近づけてものを見る、顔を横に向けてものを見るなど、おかしいと感じたら受診ことをお勧めします。

『治療方法と注意』

この病気の治療ですが、大人の視力とほぼ同じになる5~6歳になってからでは、治療の効果を得られなません。

斜視、不同視、屈折異常を早期に発見し治療を始める必要があります。

片方の目に何らかのトラブルが発生して起きる病気のため、めがねを使い両方の目でものを見るよう矯正していきます。

この矯正法でも視力が回復しない場合、斜視弱視の場合などはいいほうの目を隠して弱視の目を使う訓練をする遮蔽法という治療をすると、徐々に視力が発達してきます。

ほかに、特別な器械を用いて刺激を加える治療法もあります。

斜視(しゃし)

『斜視とは?』

片方の目は、対象とするものを見ているのに、もう片方が別のほうを向いているのを斜視といいます。

いわゆる、左右の黒目の部分が上下左右にずれている状態で、両目の視線が定まらない症状です。

ものが二重に見えるので、無意識のうちに片目で見るようになるため、視力の発達に支障をきたします。

代表的なものとして、

片方の目が内側を向く内斜視(ないしゃし)、

逆に外側を向く外斜視(がいしゃし)、

上または下を向く上下斜視(じょうげしゃし)

が挙げられます。


原因としては、遠視や、目を動かす外眼筋肉がバランスよく働いていないほか、中枢神経の病気などもあります。

先天性の場合、遺伝的な要素もあると言われます。

斜視といっても、常時なっているものと、ときどきなるものがあり、常時なっている場合は弱視になることが多いので、早急に受診することをお勧めします。

ときどき見られる場合でも、6ヶ月くらいまでには一度眼科で受診されることをお勧めします。

『治療方法と注意』

1歳を過ぎたら、眼鏡で屈折異常を矯正したり、黒目を正しい位置に戻すための手術をします。

手術を早く受けないために視力が回復しないケースが多く、早めの治療が大切です。

6歳までには、治すことです。

なお、斜視の手術をして視力が落ちるようなことはないので、ご安心を。

屈折異常(くっせついじょう)

『屈折異常とは?』

遠視(えんし)、近視(きんし)、乱視(らんし)がこの部類になります。

外部からの光線が角膜や水晶体で屈折し、網膜上に集まって像を結ぶことによって、人はものを見ることが可能となります。

屈折異常とは、水晶体の屈折力の強弱、角膜から網膜までの長さの長短などが原因となり、目の焦点が合わず視力障害が起きる病気です。

網膜より後ろで像を結ぶために遠くも近くも見にくいのが遠視、近くはよく見えるが遠くは見にくいのが近視、輪郭がぼやけたり二重に見えるのが乱視、ということです。

『治療方法と注意』

いずれの症状も眼鏡での矯正となります。

ただ、近視の場合、近いものには焦点があっているため、視力の発達にはあまり悪影響を及ぼさないとされており、生活に支障がない限り無理に眼鏡をかける必要はありません。

予防法として、テレビやゲームは画面から離れて明るい部屋で見る、ときどき遠くの景色を見る(焦点の異なるものを見せるのが目的)などが挙げられます。

強い近視の親同士の子供が近視になる確率は高い傾向にあるという統計はありますが、両親のどちらかが近視の場合は必ずしも子供が近視になるわけではありません。

遠視や乱視は放っておくと、弱視や斜視の原因ともなりますので早期矯正を要します。

さかさまつげ

『さかさまつげとは?』

まつげは外向きが普通ですが、赤ちゃんの場合、まぶたに脂肪がついて腫れぼったくなっているため、まつげが内向きになる傾向があります。

この結果、まつげが眼球に触れる状態になる、これをさかさまつげ、あるいは睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)といいます。

上より下のまぶたに多く見られます。

赤ちゃんのまつげは柔らいため、角膜が傷つくことは少なく、1~2歳ころまでには正常(まつげが外向き)になることが多いです。

しかし、まつげが黒めに触れる程度によっては結膜炎(けつまくえん)となったり、生まれつきまつげが太い赤ちゃんの場合、角膜に傷をつけたり乱視になったりすることもあるので注意が必要です。

目やにが出る、充血する、外へ出るととてもまぶしがるなどの症状が強いと感じたら、受診することをお勧めします。

鼻涙管閉塞症(びるいかんへいそくしょう)

『鼻涙管閉塞症とは?』

鼻涙管とは、目頭の穴から鼻への通路をいいます。

涙はここを通って鼻腔へ流れるのですが、この鼻涙管が詰まってしまうのが鼻涙管閉塞症です。

目がうるみ、涙があふれ、結膜炎のように寝ている間に目やにでまぶたが塞がってしまうこともあります。

しかし、目が充血しないことから、結膜炎と区別できます。

生まれつき鼻涙管が塞がっている先天性のほか、鼻涙管が細い新生児期に起こりやすいです。

涙の流れがよくないと結膜炎になったり、細菌感染すると涙点からうみが出る涙のう炎になることも。

このような症状が出たら、早めの受診を。

急性涙のう炎(きゅうせいるいのうえん)

『急性涙のう炎とは?』

涙のうは、涙点から鼻腔への涙の通り道である鼻涙管(びるいかん)までの途中にあります。

鼻涙管閉塞症(びるいかんへいそくしょう)が長く続くことにより、涙の流れが悪くなり、涙のうに涙がよどみ、このたまった涙に細菌が増殖して、目やにがたくさんでる、これが急性涙のう炎です。

発症すると、鼻の付け根の部分が強く痛みます。


目と鼻の下、目の下、鼻の横などが腫れて赤くなり、鼻の付け根の部分を軽く指で押すと、涙点から膿が出ることもあります。

腫れがひどく症状が激しくなると、まぶたがさがってしまうことや発熱する場合もあります。

このような症状が出たら、早めに受診を。

未熟児網膜症(みじゅくじもうまくしょう)

『未熟児網膜症とは?』

網膜の血管は胎児の16週あたりから形成が始まり、36週以降に完成します。

このため、これより早く生まれた赤ちゃんは、網膜の血管が未発達のため、網膜に血管がなかったり、未発達がゆえに目としての機能を十分に果たせなくなる場合もあり、これを未熟児網膜症といいます。

生まれたときの体重が1700gに満たない赤ちゃんに多数の原因(酸素や二酸化炭素の過剰・不足、無呼吸、脳室内出血、ビタミンE不足など)が作用すると、血管が正常に発達せず、線維の増殖が加わります。

そこから別名、水晶体後部線維増殖症線維増殖症(すいしょうたいこうぶせんいぞうしょくしょう)とも呼ばれます。

多くの場合は、自然に血管が伸びてきますが、時には目の奥の線維が増殖していくと眼球の後半部が後ろに引っ張られ、網膜がはがれてしまう網膜剥離(もうまくはくり)を起こしたり、剥がれた網膜と線維が水晶体の後ろの面に付着する可能性もあります。

自然に治り、視力障害を残さない事例も少なくありませんが、乳児のうちは症状がなくても、数年後に網膜剥離を起こすこともあるので、経過観察が必要です。

中耳炎(ちゅうじえん)

『中耳炎とは?』

鼻やのどについた細菌が、耳管を通って中耳腔に入り込み、増殖して膿などがたまる病気が中耳炎です。

風邪で高熱が続くとかかりやすい病気で、急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)と滲出中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とがあります。

『急性中耳炎』

風邪症候群のあとに起きやすく、高熱が出て耳を痛がります。

赤ちゃんの場合、耳を触ったり、頭を左右に振ったり、激しく夜泣きをするなどの様子から判断できます。

炎症が悪化すると、中耳にたまった膿が耳垂れとなって鼓膜を破って出てきます。

この耳垂れが出ると痛みが治まり、熱も下がります。破れた鼓膜は数日で再生されるのでご心配なく。

『治療方法と注意』

症状が初期の段階で抗菌薬を服用すると早く治りますが、炎症が治まって痛みがなくなっても薬をやめないことが大切です。

これは、見た目で治ったようでも、中耳の中に滲出液がたまったままとなってると、長引いて滲出性中耳炎になる可能性があるからです。

膿がたまるなど症状がひどいときは、鼓膜を切って膿を出す場合もあります。

『滲出性中耳炎』

風邪症候群などの感染がきっかけとなり、中耳に炎症が起き、分泌液が溜まった状態になります。

副鼻腔炎やアデノイド肥大などで耳管の通りが悪いときなどにも起こりやすいです。

急性中耳炎と異なり、38度以上の高熱や痛み、耳垂れなどの症状はありませんが、耳が聞こえにくくなったりします。

『治療方法と注意』

中耳炎の症状が慢性化したり、難聴にならないためにも早期に発見し、治療をすることが大事です。

症状が初期の段階では、原因となる鼻やのどの病気をなおすことで、治ることもあります。抗菌薬や消炎鎮痛薬などを服用して、滲出液が溜まるのを防いでから鼓膜を切って溜まった液を排除することもあります。

難聴(なんちょう)

『難聴とは?』

難聴には、伝音声難聴と感音性難聴があります。

外耳、鼓膜、内耳のどこかに障害があって、耳の中の音の伝わり方が悪いのが伝音性難聴。

内耳に伝えられた音波を、大脳が感じ取るまでの聴神経から大脳皮質までの経路のどこかに障害があって、聞こえにくいのが感音性難聴です。

一般的に、伝音性難聴のほうが治りやすいです。

先天性と後天性があり、先天性は遺伝の他に、外耳道閉塞や内耳奇形、妊娠初期にお母さんがかかった風疹の影響などが挙げられますが、原因不明のケースも少なくありません。

後天性には、髄膜炎(ずいまくえん)、中耳炎(ちゅうじえん)、おたふくかぜなどの後遺症や薬剤性のものが原因として挙げられます。

赤ちゃんや小さい子供が難聴になると、言葉が聞こえずらいために、言葉を覚えられません。

親はなかなか気づきづらいので、注意が必要です。

『治療方法と注意』

伝音性難聴は手術をすれば治りますが、感音性難聴には現在、治療法はありません。

原因となる病気を治して、それ以上難聴が進まないようにしますが、治らない場合は補聴器をつけて、言葉を聞き取ったり、話す訓練をします。

外耳道炎(がいじどうえん)

『外耳道炎』 

外耳が細菌に感染して炎症を起こす病気です。

耳の入り口が狭くなり、耳の中に赤くふくれたおできが見えます。

炎症が悪化すると、発熱を伴ったり、化膿した部分が破れて血の混じった膿が出ることも。

プールで水が入ったり、耳かきで外耳道に傷をつけたところに、細菌が感染して症状が出てくるほか、外耳道にできた湿疹が原因となることもあります。

赤ちゃんの場合、寝ているうちに吐いたミルクが耳の中に入ってしまい、炎症を起こすことも。

髪を洗うときは、耳の中に水が入らないように脱脂綿などの詰め物をしておきましょう。

治りかけははかゆくなりますが、汚れた手で触らないように注意してあげましょう。

耳垢栓塞(じこうせんそく)

『耳垢栓塞』

耳あかがたまって、外耳道をふさいでしまい、耳が聞こえにくい状態。

耳あかは外耳道にある耳垢線や皮脂腺から分泌される汗や脂肪、表皮のカス、外からのほこりなどが一緒になってできるものです。

外耳道に湿疹や炎症がある、慢性中耳炎などで粘液が出て固まるなどで詰まることもあります。

耳あかには、べたべたした粘り気がある湿性耳垢(しっせいじこう)とパサパサと乾燥している乾性耳垢(かんせいじこう)の2種類があります。

比較的、湿性耳垢のほうが耳垢栓塞になりやすい傾向があります。

湿性耳垢の場合は、綿棒などで耳掃除をしたときに耳垢を奥に押し込んでしまうことが耳垢栓塞の原因となります。

乾性耳垢の場合は、プールの後など耳に水が入ったときに、耳あかがふやけて、急な難聴などを引き起こすこともあります。

ふやけた耳あかが外耳道を圧迫して痛みやめまいを感じることも。

入り口近くの耳あかは、ベビーオイルを付けた綿棒で取り除きます。

外耳道を傷つけないよう、耳掃除は耳の入り口を軽くふき取るだけにしましょう。

耳あかが外耳道をふさぐほどたまった場合は、耳鼻科へ行って取り除いてもらいましょう。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

『副鼻腔炎とは?』

鼻の構造は、実は非常に複雑で、鼻腔と鼻の周囲にある骨で囲まれたいくつもの空洞(これを副鼻腔といいます。)からなっています。

副鼻腔の粘膜に炎症が起こって膿がたまり、これが黄色い鼻水と名って出てくる病気が副鼻腔炎です。

1歳ぐらいまでは、赤ちゃんの副鼻腔はまだ発達していないため発症しにくく、1歳を過ぎた頃からかかり始めます。

急性副鼻腔炎(きゅせいふくびくうえん)と慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)とがあります。

急性副鼻腔炎

風邪症候群による鼻炎のあとに起きやすく、頬が腫れたり顔面が痛み、発熱を伴う場合も。

最初は水っぽい鼻水が出て、だんだんと黄色っぽい鼻水に変わっていき、なかなか鼻水が止まらなかったり、鼻づまりが起きます。

においを感じなくなったり、鼻声になる場合もあり、炎症の部位によっては歯が痛んだり、目や目と目の間の痛み、頭痛などの症状が出る場合も。

鼻が詰まっているため、息苦しくなったりもします。

アレルギー性鼻炎の場合は、水のような鼻水がでるため、区別することができます。

冬に発生しやすく、低温、低湿度が鼻を弱め、感染しやすいと考えられています。風邪症候群が治れば、副鼻腔炎も自然に治ります。

慢性副鼻腔炎

いわゆる蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれる病気で、治りにくく治療が長期化し、数年にも及ぶことも特徴といえます。

アデノイド肥大や虫歯、アレルギー性鼻炎などが慢性的な鼻腔炎を誘発します。

このほか、風邪症候群になりやすかったり、扁桃炎をよく起こす子が急性副鼻腔炎を繰り返して慢性化したり、急性副鼻腔炎を完治させなかったことから慢性化する場合もあります。

日常的に黄色い鼻水を出したり、鼻づまりを起こしたりしているので、においを感じなくなったり、記憶力が低下することもあります。

また、鼻をすすることから中耳炎を起こしやすくもなります。

『治療方法と注意』

急性副鼻腔炎の場合、風邪の症状とともに1~2週間で回復しますが、これ以上長引くようだと耳鼻科で治療を受けましょう。

抗菌薬や、抗炎症薬の服用で、だいたいがすぐ回復します。膿がたまっているようだと、これを吸い出したり、鼻の中を洗浄して吸入器で薬を吹き込む方法などの治療もあります。

慢性副鼻腔炎の場合は、長期間、抗菌薬を服用することで、治療をします。

10歳くらいまでにはだいたいの子が治りますが、治らない場合は15歳以上になってから手術することもあります。  

扁桃炎(へんとうえん)

『扁桃炎とは?』

39から40度の高熱が急に出て、のどの痛みや頭痛が起きます。

炎症がひどいと、首やあごの下のリンパ節が腫れ、扁桃の表面のくぼみに灰白色または黄色の膿がつくこともあるほか、体がだるくて関節が痛むなどの症状が出ることもあります。

急性咽頭炎同様、解熱薬、鎮痛薬、抗菌薬が処方されます。細菌性の扁桃炎の場合、抗菌薬を服用すると熱は下がりますが、服用をやめると再び炎症をおこすことがあります。

ウイルス性の扁桃炎の場合、抗菌薬は効きません。

水分補給に心がけ、解熱薬、鎮痛薬で経過を見ることです。のどが痛くて食欲がないときはかたいものや熱いものを避けて、ゼリーや冷たいスープなどを与えて水分の多い食事を心がけましょう。

また、薬は医師の指示を得たうえでやめるようにしましょう。

急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)

『急性咽頭炎とは?』

風邪症候群の一種で、ウイルスが原因で起こる病気です。

発熱、鼻水などの症状や、のどの奥が腫れ、喉頭が狭くなり息がしづらくなることで激しいせきがでます。

咽頭とはのどの奥の部分を指します。

部屋が乾燥しているとせきが激しくなるため、乾燥しがちな冬は加湿器を使うなどして部屋を保湿するなどの配慮が必要です。

安静にすること、保温すること、栄養補修することが必要な病気です。

処方薬には、解熱薬、鎮痛薬、せき止め、細菌感染を防ぐための抗菌薬などがあります。

アデノイド肥大(アデノイドひだい)

『アデノイド肥大とは?』

アデノイドとは、のどちんこの奥の鼻腔の突き当たりにある咽頭扁桃のことを指し、これが異常に肥大した状態をアデノイド肥大と言います。

のどの奥にアデノイドが飛び出して、大きく見えることがあります。

赤ちゃんによって形や大きさに個人差があります。

このアデノイドは、3歳頃から肥大し始め、5~6歳頃をピークにその後に小さくなっていき、12歳以降はほとんど消失します。

アデノイドが、何らかの原因で異常を来たし、肥大する症状がアデノイド肥大です。

原因としては、体質的なもの、感染によるものがあります。

鼻が詰まって口から息を吸うため、いびきをかきます。

ものを飲み込むときに、肥大した部分が邪魔と成り、おっぱいやミルクを飲めなくなることも。

耳と鼻を結ぶ管(耳間)が狭くなり、中耳炎になりやすくなります。

アデノイドが耳管の入り口をふさぎ、鼓膜の振動に支障を来たしたり、場合によっては耳に液がたまって、一時的ですが難聴を引き起こすこともあります。

ただ、難聴は2~3ヶ月で治るのがほとんどです。

アデノイドが化膿せず、呼吸や飲食に支障がなければ、切除する必要はなく、様子を見て自然に小さくなるのを待ってもかまいません。

風邪などで症状が悪化すれば、炎症を抑える薬を飲みます。

しかし、呼吸困難、睡眠時無呼吸症候群が見られる、中耳炎を頻繁に起こして治らないなどの症状が見られた場合は、アデノイドを切除することがあります。

手術した場合、だいたい1週間くらいの入院となりますが、手術するかどうかは専門医と相談して決めることとなります。

基本的には大きくなるにつれ、アデノイドが小さくなり、症状も軽くなるので、乳幼児期に必ず切除手術が必要と言うわけではありません。

虫歯(むしば)

『虫歯とは?』

虫歯とは、歯の表面のエナメル質が溶けて、穴が開いていく病気で、歯の一部が黒くなります。

口の中にすみつくストレプトコッカス・ミュータント菌という細菌が、口の中の食べかすの糖分を酸に変えます。

この酸が歯を溶かし、虫歯へとなります。

赤ちゃんや子供のもつ乳歯は永久歯よりも酸に弱いため、虫歯になりやすいのです。

人間の唾液には口の中の自浄作用がありますが、睡眠中は唾液の分泌が少ないため、自浄作用が低下します。

このため、大人と比べ眠っている時間の長い赤ちゃんは、細菌が増殖しやすい環境にあるといえ、結果として虫歯になりやすいのです。

『治療方法と注意』

歯に残った食べかすや細菌のすみかとなる歯垢を取り除くよう心がけましょう。

歯が生え始めた頃の赤ちゃんは、授乳や食事の後に湯さましを与えたり、ガーゼで歯の表面をふいてあげるなどしてあげましょう。

歯ブラシを使えるほどになったら、ブラシの部分が小さい乳児用歯ブラシで歯磨きをしてあげましょう。

口内炎(こうないえん)

『口内炎とは?』

さまざまな原因により、口の中の粘膜に炎症が起こる病気で、口の中に斑点や水疱、痛みなどの症状が現れます。

口内炎の種類にはいろいろありますが、アフタ性口内炎とヘルペス性口内炎が代表的なものです。

アフタ性口内炎

口の中の粘膜が広範囲で赤くなって膨れます。

そこに水疱ができますが、すぐに破れてただれます。

ただれも真ん中は白っぽく、まわりが赤い、はっきりとした円形の潰瘍です。

発熱を伴うことや、口が臭くなったりする場合もあります。

だいたい1週間ほどで治りますが、食事を取ったときの刺激で、痛がります。

ヘルペス性口内炎

ヘルペスウイルスの感染によって起こる口内炎で、風邪に似た症状とともに歯肉が腫れ、口の周りにも水疱ができます。

高熱を伴い、腫れた歯肉が出血しやすいです。食事を取ったときの刺激で、痛がります。

『治療方法と注意』

いずれもひどい症状でなければ自然に治りますが、痛みでミルクをあまり飲まなくなるので、脱水症状に気をつけましょう。

刺激の少ないものを少しずつ与え、栄養に気を配りましょう。

ひどい症状の場合、アフタ性口内炎だとステロイド薬入り軟膏、ヘルペス性口内炎だと抗ウイルス薬を服用させれば、1週間ほどで治ります。

乳歯萌出遅延(にゅうしほうしゅつちえん)

『乳歯萌出遅延とは?』

赤ちゃんの乳歯は、だいたい生後半年くらいに生え始めますが、これには個人差があります。

早い赤ちゃんは生後3ヶ月ころで生えますし、遅い子は1歳を過ぎてもまだ1本も生えないなんてこともあります。

この、1歳を過ぎてもまだ乳歯が生えないのを乳歯萌出遅延といいます。

特に病気と呼ぶものではありませんが、ごくごくまれに先天的に歯が生えない外胚葉異形成という病気があるため、念のため、専門の小児歯科で調べてみることをお勧めします。

どんなに遅い子でも3歳までには乳歯20本が全部そろいますので、医師から特に問題ないと診断されれば、気長に歯が生えるのを待ちましょう。

地図状舌(ちずじょうぜつ)

『地図状舌とは?』

舌の表面に、はじめは白っぽい斑点ができ、それがはがれると赤い地図状(まだら模様)に変化します。

舌の表面の組織が盛んに新しく生成されていくようなもので、痛みがなく、とくに障害もありません。

個人差がありますが、生後2~3ヶ月頃から表れ、5~7歳には自然に消えます。

なかなか赤ちゃんや子供の舌をみることは少ないため、急に気づくと驚きますが、心配なものではないため放っておいても問題はありません。

鵞口瘡(がこうそう)

『鵞口瘡とは?』

赤ちゃんの口の中に、カンジダ菌というカビが増殖し、舌の表面や歯ぐき、頬の内側などに白い乳かすのようなものが点、若しくはまだら上につく病気で、痛みやかゆみはありません。

カンジダ菌は口内や皮膚に常在するカビで、栄養の摂取が十分でなかったり、風邪などで体が弱っているときなどに増殖しやすいです。

また、おかあさんの乳首が不潔だったり、不衛生なガーゼで口の中を拭いたりしても感染する可能性があります。

放っておいても自然に治る病気ですが、食欲がなく元気がない、だんだんと広がってきたなどの症状があれば、受診することをお勧めします。

1~2週間で治る病気ですが、再発しやすいので注意しましょう。

上皮真珠(じょうひしんじゅ)

『上皮真珠』

赤ちゃんの歯ぐきに白い真珠のような、やや硬いポチポチが現れる病気で、痛みやかゆみはありません。

赤ちゃんはまだ歯が生えていませんが、あごの中で乳歯が徐々につくられており、その乳歯が作られたときに残った組織が、表面上に現れたものです。

乳歯が生える頃、自然に消えてなくなります。

とくに治療の必要はなく、自然に取れることもありますが、小さくて害もないため、万一飲み込んでも問題はありません。

それよりも、無理にとろうとするのは、歯ぐきを傷つけて炎症を起こす原因となるのでやめましょう。

あせも

『あせもとは?』

頭、額、首の周り、手足のくびれ、わきの下、背中、おしりなど、汗のたまりやすい部分に赤や白の小さなブツブツができてかゆがります。

これは汗腺の出口が汗やほこり、あかなどでふさがり、汗が皮膚の中で炎症を起こしたものです。

赤ちゃんは新陳代謝が激しいため汗をかきやすく、手足の関節が密着しているためあせもができやすいのです。

たまにかゆみから皮膚をかきこわし、黄色ブドウ球菌が感染して化膿すると、痛みがあり、発熱を伴う"あせものより"と呼ばれるおできができます。

症状が悪化するとリンパ節が腫上がることも。

治療は、切開して膿を出し、抗菌薬入りの軟膏を塗ります。

あせもの数が多い、範囲が広い、なかなか治らない、ひどく痒がる場合などは診察を受けて。

『あせも対策』

暑い季節には汗をかかないように適温のエアコンや通気性のいい衣類を選ぶなどして、なるべく涼しい環境を整えてあげましょう。

こまめにシャワーや着替えを行うことも大切です。

暑いからといって裸に近い格好をさせるよりも、薄手で通気性・吸水性のいい面100%素材のものを着せたほうが汗を発散・吸収するのでお勧めです。

入浴時、あせもはガーゼでこすらず、石鹸を使ってママの手でやさしく洗います。なかなか治らないときは受診しましょう。かきこわして悪化させないようつめ切りも忘れずに。

夏はエアコンに頼りすぎるのはよくありませんが、あせもが出ているときは上手に活用するといいでしょう。

また、冬になると厚着をさせてしまったり、暖房の効かせすぎで汗をかいてあせもになるケースも多いので注意が必要です。

暖房が効いた部屋ではなるべく薄着を心がけましょう。

おむつかぶれ

『おむつかぶれとは?』

おむつをあてている部分が炎症を起こして真っ赤にただれてしまうのがおむつかぶれ。

とくに、うんちがやわらかく、おしっこの回数が多い低年齢月の赤ちゃんや、おむつの中がむれやすい夏に多い皮膚トラブルです。

長時間おむつをしたままにしておくと、むれてふやけた皮膚がおむつで傷つきかぶれ易くなります。

さらに、おしっこやうんちでおむつが汚れると、うんちの細菌が尿の中の尿素を分解してアンモニアを発生させ、これが皮膚を刺激して炎症を起こします。

お尻を拭くときの物理的刺激やおむつがこすれる刺激が原因となることもあります。

とくに下痢のときは、うんちがおむつの中で広がるのでかぶれやすくなります。

最初はおむつがあたっている部分が赤くなるだけですが、ひどくなると赤いブツブツができ、重症になると、水疱ができて皮膚がむけジュクジュクしてきます。

『おむつかぶれの対策』

おむつかぶれの原因となるおしっこやうんちが、肌に触れている時間をなるべく短くすることが大切です。

おむつをこまめに替えて、お尻を清潔に保つよう心がけましょう。

おむつ替えのときは、すぐに新しいおむつをつけず、やさしく風を当てたり、乾いたガーゼで押さえて湿り気を吸い取るのもいいでしょう。

布おむつやおむつカバーは、肌への刺激が少ない柔らかい素材で、通気性のいいものを選びましょう。

下痢のときは座浴やシャワーでよく洗い流し、より清潔にすることが大切です。

『治療方法と注意』

病院では、炎症を抑えるステロイド薬を含まない「アンダーム軟膏」などが処方されます。

病状がひどいときには、弱いステロイド薬入り軟膏が出されることもあります。

しかし、なかなかおむつかぶれが治らない場合は、カビの一種であるカンジダ菌が原因である可能性も考えられます。

この場合はステロイド薬入り軟膏を使うと悪化するので注意が必要です。自己判断で市販薬を使ったりせずに、受診しましょう。

とびひ

『とびひとは?』

顔や体に水疱ができて、飛び火のようにあちこちに移っていくことから伝染性膿痂疹を俗にとびひと呼んでいます。

湿疹、あせも、すり傷、虫刺されなどをかきこわした傷口に、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染して起こる病気です。

黄色ブドウ球菌は鼻の穴に常に存在するので、鼻のまわりの引っかき傷がもとで広がることもあります。

連鎖球菌による場合は水疱が次第に膿をもってきて黄色い膿疱になります。

大きいものは小さい鶏卵くらいになりますが、水疱の大きさはさまざまです。

水疱は強いかゆみがあるのが特徴です。

また、水疱の膜が薄いので衣服でこすれたり、つめで引っかいたりするとすぐに破れます。

水疱の中には感染力の強い毒素が含まれた液が入っているので、水疱が破れてなかの液が飛び散ると、ほかの部位にもあっという間に広がっていきます。

水疱が破れたあとは赤くただれてかさぶたになりますが、しばらくすると乾いてきれいに取れていきます。

『治療方法と注意』

伝染性が強いので入浴やプール、おなじタオルの使用は避けるようにしましょう。

とびひのような水ぶくれを見つけたら、ほかの子にうつらない様に患部をガーゼで覆って小児科か皮膚科に受診します。

治療は患部を消毒して水疱の中身を出した後、抗菌薬入りの軟膏を塗り、ガーゼで保護します。

ひどいかゆみを伴う場合は、抗ヒスタミン薬などが処方されることもあります。

水疱のあとが乾いてきれいになるまでは入浴をやめ、シャワーにします。プールもやめましょう。

タオルは家族とは別にします。

いつも皮膚を清潔にし、つめも短く清潔にしておくことが予防になります。

もし、虫刺されや湿疹が出来た場合は、かきむしったりしないよう注意しましょう。

じんましん

『じんましんとは?』

境界線ははっきりした赤い、ときには白い皮膚の盛り上がりが突然現れます。

大きさもさまざまで、虫刺され程度のものから手のひらくらいのものまであり、盛り上がった部位がくっついて広がることもあります。

全身どこにでもでき、かゆみが強いのが特徴です。

1歳前の乳児よりも、2~3歳児に良く見られます。

食べ物、薬、細菌・ウイルス感染、虫刺されなどによるアレルギーの一種と考えられますが、原因の特定は難しいとされています。

普段は問題がないのに、体調を崩しているときに特定のものを食べると発症することも。

食後30~1時間で症状が出たときは、食事内容に原因があると考えられます。

ほかに、ストレスによるものや急激な温度差による寒冷じんましん、日光に当てるとできる日光じんましんなどもあります。

これらの症状は通常数時間で出たり消えたりを繰り返しますが、症状が強く、唇や口に出たときは要注意。

気道やのどの粘膜が腫れて呼吸困難を起こすこともあります。

『治療方法と注意』

応急処置は冷やしたタオルでかゆみを和らげます。

原因となっているアレルゲンがわかれば、それを避けるのが一番です。

ただし、素人判断でアレルゲンを決め付けてしまうのは危険。食品に原因があると勝手に判断して、いたずらに食事を制限してしまうと、成長に悪影響を及ぼす可能性があります。

アレルゲンを特定するためプリックテストという検査を行うこともできるので、必ず受診し、医師と相談しながら治療にあたりましょう。

かゆみは冷やすと和らぐので、応急処置として冷たくしたタオルを患部に当ててください。

診察時には症状が治まっていることが多いのですが、症状が出ていれば抗スタミン薬の「レスタミンコーワ軟膏」やステロイド薬入り軟膏などのかゆみを鎮める薬が処方されます。

じんましんを繰り返し起こすときは、長期にわたって抗アレルギー薬を服用する場合もあります。

乳児湿疹(にゅうじしっしん)

『乳児湿疹とは?』

赤ちゃんの顔や体に出る赤い湿疹を総称して乳児湿疹と呼びます。

食べこぼしの汚れや汗などが原因で赤くカサカサになり、かゆみを伴うことがあるのが特徴。

なかでも代表的なのが乳児脂漏性湿疹。

乳児脂漏性湿疹は、だいたい生後2週間から1歳くらいまでの間に起こる湿疹で、多くの赤ちゃんが経験する皮膚の病気です。

季節に関係なく皮膚線の多い頬や口のまわり、あご、額、頭を中心に赤いポツポツがでたり、カサカサしたり、ときには少しジュクジュクすることもあります。

また、髪の毛の生え際や眉毛などに黄色いふけや脂っぽいかさぶたのようなものがつくことがあります。

このかさぶたが見られる状態になると乳児脂漏性湿疹と呼びます。

この湿り気を帯びてべたべたした皮膚のかたまりを放っておくと、いやなにおいがし始め、かさぶたの部分が赤くなり、かさぶたの下に赤い湿疹が出たりかゆみを伴うことも。

このかさぶたを放置しておくと厚くなって洗っても落ちにくくなるため、こまめにケアをしてあげる必要があります。

特に髪の毛の生え際は皮脂が多いうえ、不潔になりやすいために症状が出やすい部位ですが、おなじ症状がわきのしたやおへそのまわり、股の内側に見られることもまれにあります。こまめにチェックするようにしましょう。

大人も赤ちゃんも皮膚の毛根の辺りに皮脂腺があり、皮膚を外部からの刺激や細菌から守るためにここから皮脂という脂肪を分泌しています。

黄色いふけや脂っぽいかさぶたのようなものは、この皮膚の上に分泌された皮脂が固まったものなのです。

同じように大人も皮脂腺があるのに、赤ちゃんだけにこのような脂漏性湿疹が出てくるのには訳があります。

生まれたばかりの赤ちゃんは、ママのおなかの中にいたときもらったホルモンの影響により、皮膚の分泌が活発になるため皮膚のトラブルが起こりやすくなるのです。

とくに髪の毛の生え際やおでこは皮脂腺が良く発達しているため、症状が悪化しやすい傾向にあります。

非常にまれですが、そのほかの原因として、ビタミンB群の代謝異常や、皮膚に常在しているマラセチア菌というカビの一種が増えて起こることもあります。

乳児湿疹も乳児脂漏性湿疹も汗腺が出来上がる一ヶ月ごろから見られます。

ほとんどの場合1~2ヶ月ほどで自然に治ることが多いのですが、繰り返し症状が出たり、なかなか治癒しない場合もあります。

6ヶ月頃になれば症状もなくなり自然に治ることがほとんどです。

ただ、アトピー性皮膚炎に移行することもあるので、長引くような場合には市販の薬を使う前に病院で診察を受けましょう。

『治療方法と注意』

汗や汚れをこまめに拭き、1日1回は刺激のない石鹸で洗います。

頭や顔についている皮膚や汚れは、入浴時に石鹸を使ってきれいに洗えば落ちます。

石鹸を良く泡立てて洗ったあと、ていねいに洗い流しておくことが基本的な予防と治療です。

乳児湿疹の治療にはステロイド薬を含まない『アンダーム軟膏』などが処方され、乳児脂漏性湿疹の場合は、ステロイド薬入り軟膏や『亜鉛華軟膏』などが処方されることが多いようです。

乳児脂漏性湿疹は、汗をかいたり汚れがついたらこまめに吹き、清潔にしておくことが必要です。

食事の際にミルクや食べこぼし、よだれなどが皮膚についたらゴシゴシこすらず、皮膚を傷つけないようにガーゼでやさしく、汚れを押すように拭いてあげることです。

食事の前に口のまわりに『白色ワセリン』を薄く塗ると肌を保護する効果があります。食後はぬるま湯で絞ったガーゼでやさしく拭き、保湿薬を塗っておくと良いでしょう。

また、1日1回は入浴時に刺激のない石鹸を使ってきれいに洗います。

ふけのようなものは、ていねいに洗い流すだけできれいになります。かさぶた部分は、ベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり浸したコットンをあててふやかします。

時間を置くとはがれやすくなるので、入浴前30分間は出来ればそのままにしておくといいでしょう。

かさぶたを十分にふやかしたら、シャンプーや石鹸できれいに洗います。泡が残らないように洗い流したら、よくふき取って処方された外用薬を塗りましょう。

入浴しても厚いかさぶたが頑固にこびりついている場合は、『白色ワセリン』や『亜鉛華軟膏』をリント布に厚めにのばしてかさぶた部分にはり、1日そのままにしておきましょう。

軟膏でかさぶたがやわらかくなり、浮き上がってくるので、ベビーオイルやオリーブオイルでやさしく拭けば無理なく剥がすことが出来ます。そのあとは、