はしか
『はしかとは?』
感染力が強く、潜伏期間は10~12日。
38度前後の熱から、せき、くしゃみ、鼻水などの風邪症状や、口の中やのどが赤くなる、目やにや充血といった症状も加わり徐々に悪化。
3~4日後にはいったん熱は下がりますが、すぐに上昇します。
この頃口の中のほおの内側に小さな白いブツブツが数個~数十個見られます。
これはコブリック斑といい、はしか特有の症状で診断の重要な手がかりとなります。
この後すぐ後に顔や体へと発疹が広がります。
2度目の発熱後、1週間ほどで発疹が赤から赤褐色に変わり、色素沈着を残すことはあります。
その頃には熱も下がり、急速に回復に向かいます。
『治療方法と注意』
特効薬はないので、安静にして症状を軽くする薬で体力の消耗を防ぎます。
肺炎、気管支炎、脳炎などの合併症に注意してください。
発疹が出て1週間を過ぎても熱が下がらない、せきがひどい、全身状態が悪いときは必ず受診を。
はしかはかかったひとの約1000人に一人は死亡する可能性がある恐ろしい病気です。
唯一の対抗手段は予防接種なので、1歳を過ぎたらすぐに受けましょう。
タグ
2004年10月19日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気