乳児下痢症(にゅうじげりしょう)
『乳児下痢症とは?』
ウイルス性胃腸炎ともいい、ウイルスなどの病原体が胃腸に感染して起こる病気です。
感染ウイルスには、ロタウイルス、小型球形ウイルス、アデノウイルスなどがあり、ロタウイルスが感染して発症することが多いです。
最初の症状は嘔吐、ここから次第に下痢を生じるようになり、発熱を伴うことも。
下痢は水溶性で、血液が混じることもあります。
ロタウイルスが原因となっている場合は、酸っぱいにおいがし、米のとぎ汁のような白っぽい便が1日に何度もでます。
嘔吐と下痢のために、脱水症状が引き起こされることも多く、症状が悪化するとぐったりしたり、尿の出が悪くなることもあります。
『治療方法と注意』
ベビー用イオン飲料、麦茶、湯さましなどで十分な水分補給を与えましょう。
このとき、一度に与えると吐きやすいので、何回かに分けて飲ませましょう。
食欲がなければ無理に食べさせなくてもいいですが、水分補給は大事です。
水分がとれないときは、すぐに受診しましょう。
離乳食が食べられそうなときは、症状をみながら、よく煮たおかゆなど消化のいいものを少しずつ与えましょう。
ロタウイルスは感染力が強く、唾液や排泄物から経口感染します。
潜伏期間は2~4日、寒くなり始める頃に多く発生し、春先まで流行するため、冬の下痢の代表的なものに挙げられます。
何度も下痢をすることきは、おしりがかぶれないよう清潔にするよう心がけることも大切です。
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2004年10月9日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気