血友病(けつゆうびょう)
『血友病とは?』
先天性で、男の子に多い遺伝的な病気です。
血液の中には血液凝固因子(けつえきぎょうこいんし)という、血が固まるのに必要なたんぱく質が何種類か含まれています。
血友病は、ある種の血液凝固因子が生まれつき欠乏しているか、異常を起こしているために、些細な傷でも出血しやすく、出血すると血が止まりづらい病気です。
両親のどちらかに、発病あるいは保因している場合、赤ちゃんに遺伝する確率が高くなります。
発病するのは男の子が多く、女の子は保因者となります。
ちょっとしたことで出血するようになり、幼児期以降では、ひじやひざの関節に内出血がよく見られ、痛みや腫れがあったり、動かしづらくなったりします。
これを繰り返すうちに間接が変形し、手足の曲げ伸ばしができなくなることもあります。
この病気を治す根本的な治療法法はありませんが、欠乏している血液凝固因子の製剤を補うのが治療の基本です。
家庭では、できるだけ出血を避けるため、けがをしないよう気をつけましょう。
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2004年9月29日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気