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妊娠1ヶ月の赤ちゃん(排卵・受精)

排卵から12~24時間しか生きられないたった1個の卵子と、射精からの寿命が48~72時間である精子との奇跡的のような出会い(受精)から、新しい命が生まれます。
卵子と精子が結合してできた受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら、卵管を通って子宮へ。
卵管内に生えているせん毛は、子宮の方向に生えていて、受精卵の移動を助けます。

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妊娠2ヶ月の赤ちゃん(着床・胎芽)

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ。受精卵が持っている栄養分は約8日分と限られているので、栄養分がなくなる前に子宮に到着しなければなりません。
何とか子宮内にたどり着いた受精卵は、子宮内膜にもぐり込んで着床します。着床にもっとも適した場所は、子宮内膜が最も分厚くなっている、卵管に近い上の方。
このころの子宮内膜は、血液や分泌物でふくらんでふかふかです。

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妊娠3ヶ月の赤ちゃん(妊娠8~11週)

7週までの赤ちゃんは「胎芽」と言い、8週からは「胎児」と呼ばれます。
頭・胴・足が発達して2頭身に。まぶたや唇、歯のもととなるものもでき、外側の方にあった目が中心に寄ってきて、顔もヒトらしくなります。
心臓・肝臓・胃などの内臓器官が発達し、超音波検査では心臓の動きを確認できます。
12週くらいまでは胎盤とへその緒が完成していないので、卵黄のうからの栄養で成長します。

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妊娠4ヶ月の赤ちゃん(妊娠12~15週)

胎盤は妊娠3週からできはじめ、15週くらいに完成します。
急速に羊水の量も増え、赤ちゃんは手足を活発に動かしていますが、ままはまだその動きに気づかないことが多いようです。
羊水の中で赤ちゃんは目を閉じたままですが、口は開けたり閉じたりしています。
そして、羊水を飲み込んで尿として排泄したり、口に触れたものに吸い付くという反射機能も育ち始めています。

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妊娠5ヶ月の赤ちゃん(妊娠16~19週)

身長に対する頭の割合がいくぶん小さくなって、全体の3分の1くらいになり、身体のバランスがとれてきます。
骨格や筋肉が発達してきた赤ちゃんは、羊水の中で体を伸ばしたり、手足を突き出したりして、今まで以上に活発に動きます。
手や足が子宮壁にぶつかると、ママは胎動として感じることができるようになります。

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妊娠6ヶ月の赤ちゃん(妊娠20~23週)

羊水の量がますます増えるので、赤ちゃんは元気に動き回ります。
少しずつ皮下脂肪がついてきますが、まだまだやせっぽっちでしわが多いです。皮膚は胎脂という白いクリーム状の脂肪に覆われています。
まゆ毛、まつげが生え始め、上下のまぶたが離れてきて顔立ちが整ってきます。
女の子なら卵巣、男の子なら精巣、そして下垂体や副腎、甲状腺などのホルモン分泌にかかわる器官も活発に働き始めます。

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妊娠7ヶ月の赤ちゃん(妊娠24~27週)

胴や手足が長くなり、ママのおなかを力強く蹴ったりすることも多くなります。
まぶたが上下に離れ、顔立ちがますますはっきりしてきます。外性器も発達してくるので、超音波検査で性別がわかることも多くなるでしょう。
五感の中でも聴覚はさらに発達し、ママのおなかが大きくなって腹壁が薄くなるため、パパの声など下界の音やママの声が聞こえやすくなります。

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妊娠8ヶ月の赤ちゃん(妊娠28~31週)

少しずつ脂肪がつき始め、丸みを帯びて赤ちゃんらしい体つきに。ママの内臓が圧迫されることもあります。
筋力の発達に伴い、それを支配する神経の働きも活発になり、赤ちゃんの動きにいっそう力強さが加わります。
羊水の量はピークを迎え、あまり量は増えなくなるので、子宮壁にぶつかる赤ちゃんの動きがママによく伝わります。
聴覚はさらに発達を続け、いよいよ完成。肺などの内臓器官や脳などの中枢神経もかなり発達してきています。

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妊娠9ヶ月の赤ちゃん(妊娠32~35週)

ふっくらとした赤ちゃんらしい顔と体形に。
このころから表情のようなものが見られるようになります。
ときどき、笑ったり、泣いたり、怒ったりしているような顔の動きをします。
これは顔の筋肉がこまかな動きにも対応できるほど発達してきた証拠です。
このころの赤ちゃんは外見的には新生児とほとんど変わりありません。
肺の機能も成熟していますが、体温の調節などの未熟な部分もあるので、正期産となる妊娠37週0日まではママのおなかで成長する必要があります。

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妊娠10ヶ月の赤ちゃん(妊娠36~39週)

心臓、肝臓、呼吸器、消化器、泌尿器などのすべてが完成し、誕生を待つばかりです。
病気に対する免疫も胎盤を通してママから移行します。ほとんどの場合、赤ちゃんは頭をしたにした頭位になり、ママの骨盤の中に入っていきます。
狭い骨盤に収まるよう背中を丸め、両腕を胸にぴったりつけ、足もひざから曲げておなかに引き寄せ、生まれる時をまっています。

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