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気管支喘息(きかんしぜんそく)
『気管支喘息とは?』
アレルギーやウイルス、細菌の感染によって、発作的に気道が収縮し、空気の通りが悪くなる病気です。
気管支が狭くなるため、息をするとゼーゼーとかヒューヒューとか音がします。
軽症の場合は咳き込むだけですが、重くなると激しく咳き込んで呼吸が困難になり、場合によっては窒息死や心不全に至ることもあります。
ハウスダストや動物の毛、たばこの煙を吸い込んだことなどによって、誘発されます。
喘息による発作は、春先や初秋など季節の変わり目で、気温の差が激しい夜や明け方にかけて多く起こる傾向があります。
咳き込むだけの軽い症状から、病状が進行すると肩を上下させて苦しそうに息をし、さらに進行すると寝ていられずに座って呼吸するようになります。
『治療方法と注意』
気管支拡張薬の内服や吸入、場合によっては点滴による治療を実施します。
アレルギーを引き起こす物質、アレルゲンを日常の生活から排除することが大切です。
発作が起きたら、服を緩めて上体を起こし、コップ1杯の水を飲ませます。
発作が治まらない場合は、夜間でも受診しましょう。
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2004年10月26日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気
アレルギー性鼻炎(アレルギーせいびえん)
『アレルギー性鼻炎とは?』
くしゃみが止まらなくなったり、水のような鼻水が出て、鼻が詰まる、こんな症状が続くのがアレルギー性鼻炎です。
一年中、症状が見られる場合が多いのですが、季節の変わり目などの気温の差が大きい時期に、症状が悪化することがあります。
動物の毛やハウスダスト、ダニ、花粉、カビなどが原因となり、鼻が詰まっているため口で息を吸い、熟睡の妨げとなります。
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2004年10月25日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気
食物アレルギー(しょくもつアレルギー)
『食物アレルギーとは?』
じんましんが出たり、嘔吐や下痢、場合によっては鼻炎や結膜炎、ゼーゼーと音をさせて呼吸したりするなどの症状がでます。
食物に含まれるタンパク質などがアレルゲンとなり、食後まもなく症状が現れるのがほとんどですが、かなり時間がたってから症状がでることもあります。
赤ちゃんによって個人差がありますが、比較的アレルギー反応を起こしやすい食品として、卵、牛乳、魚などの動物性食品のほか、小麦やそばなどの食物性食品が挙げられます。
これらは、比較的アレルギー反応を起こしやすいのであって、実際にはほとんどの食品にアレルギー反応を起こす可能性があります。
専門家でもアレルゲンを特定することは難しいため、赤ちゃんが食べたものや使用した調味料などを日記などでメモを残しておくと、受診した際のアレルゲン特定に参考となります。
成長とともに症状が軽くなることが多い病気で、厳しい食事制限による栄養障害を避けるためにも、独自に判断せず、病院での検査結果や医師の指導に基づいて、献立を決めることが大切です。
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2004年10月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気
小児ストロフルス(しょうにストロフルス)
『小児ストロフルスとは?』
虫刺されに対する免疫が不十分な赤ちゃんが、蚊やノミなどの虫に刺されて、体の中の抗体が過敏に反応して発疹やかゆみといった症状が現れる病気です。
蚊などの虫が多くなる春から夏にかけて発症しやすく、かゆみを伴い、赤いブツブツした丘疹が腕や脚に出て、場合によっては丘疹に水疱が混じっていることもあります。
かゆみが激しく、引っかくために出血してかさぶたになったり、とびひのようになったりします。
虫刺されが懸念される、公園などへ出かけるときは虫除けスプレーを使用したり、腕や脚を露出させないような服装をさせることが、この病気の予防策となります。
もし刺されたら、石鹸でよく洗い、ブツブツの部分は清潔にすることが大事です。
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2004年10月23日 | コメント/トラックバック(0) |
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ミルクプロテインアレルギー
『ミルクプロテインアレルギーとは?』
腸の機能が未熟な新生児~乳児に起きやすい食物アレルギーの一種で、鶏卵アレルギーと並んで発症頻度が高く、水溶性の下痢や嘔吐、じんましん、腹痛、血便、湿疹などの症状が現れます。
名前のとおり、粉ミルクや牛乳が原因となり、摂取してからだいたい9時間以内に症状が現れます。
下痢が2週間以上も続き、脱水症状を起こす場合や、体重の減少を伴う場合、さらに症状が悪化すると呼吸困難や血圧低下などを引き起こし、命に関わる危険もあります。
『治療方法と注意』
体重減少を伴う重症の場合は、点滴をおこなうこともあります。
症状が現れたら、アレルゲンとなる粉ミルクや乳製品の摂取は避け、アレルギー用の粉ミルクを飲ませるのが対策といえますが、医師に相談の上、使用することをお勧めします。
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2004年10月22日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気
風邪症候群(かぜしょうこうぐん)
『風邪症候群とは?』
原因の多くはウイルス感染です。気道は、鼻腔、咽頭、口頭の上気道に分かれますが、このうちウイルスの感染によって炎症を起こすのが風邪感染症候群です。
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、発熱などです。ウイルスがついた部位によって症状の出方に違いがあり、花の粘膜につけば鼻水や鼻づまりなどの症状が出ますし、のどにつけばせきやのどの痛みが強く出てきます。腹痛や下痢、おなかや手、足に発疹が出たりすることもあります。
また、中耳炎を引き起こす場合もあります。
6ヶ月くらいまでの赤ちゃんはママから免疫をもらっているので風邪を引いてもあまり高い熱を出しません。
37度台くらいまで治るでしょう。6ヶ月を過ぎると免疫がなくなり始め、それ以前に比べて症状が重くなります。
風邪ウイルスの種類は何百種類もあるといわれていて、風邪を引いて1つのウイルスに対する免疫ができても、また別のウイルスに感染すれば、繰り返し風邪を引きます。
乳幼児にとって、風症候群はもっともポピュラーな病気で風邪にかかりながら抵抗力をつけていくということになります。
症状が軽く、赤ちゃんの機嫌が良く食欲もある場合は2~3日様子をみても構いません。
しかし、38度以上の熱があり、せきや鼻水などの症状がひどく下痢をしたり、ぐったりしているときは早めに受診してください。
熱が高くなくても顔色が悪く、不機嫌で食欲がない場合も、やはり受診しましょう。
『治療方法と注意』
治療はウイルスに直接働きかけて症状を抑えるのではなく、対症療法で症状を和らげます。
熱や痛みには解熱鎮痛薬、せきやたんにはせき止めやたんを出しやすくする薬、鼻づまりには抗ヒスタミン薬などが使われます。
合併症を防ぐために、抗菌薬が使われることもあります。
風邪を引いてママが一番心配するのは熱です。
熱は病原体の力を弱めるとともに、体の免疫力を高める効果があります。
風邪では自分の出す熱で脳に影響が出るということはまずありません。
あわてて解熱薬を使う前に、いくつかの条件を考慮したうえで判断してください。
38.5度以上あり、前の解熱葯使用から8時間以上たっている時に使いましょう。小児では副作用が少ないアセトアミノフェンが良く使われます。
解熱薬を処方されたら医師に使用法を十分に確認しておくことが大切です。
嘔吐や下痢がある場合は、消化がいいおかゆやうどんなどを食べさせるといいでしょう。
柑橘類の飲み物は、下痢を悪化させるので避けましょう。それ以外の食事なら、脂っこいものを避ければ、好みの食事で大丈夫です。
熱があるときは、脱水症状にならないようにし、湯冷まし、麦茶、ベビー用イオン飲料などをこまめにのませます。
入浴は、熱がある程度下がれば軽くシャワーしてあげましょう。ただ、体力が落ちていますから、短時間でサッと済ませて。
熱があるときは汗をかきやすいので蒸しタオルで体を拭いてあげるとさっぱりします。
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2004年10月21日 | コメント/トラックバック(0) |
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おたふくかぜ
『おたふくかぜとは?』
ムンプスウイルスの飛沫感染によってうつり、潜伏期間は16~18日です。
耳の下の耳下腺という唾液腺が炎症を起こして腫れ、痛みを伴う病気です。
耳下腺の腫れは両側だったり、片側だったりします。
同時に腫れることもあれば、はじめに片側が腫れて2~3日してから反対側が腫れることもあります。
また、耳下腺だけでなくあごの下の顎下線が腫れることもあります。
熱は38度前後でそれほど高くなりませんし、全くでない場合もあります。
発病してから7~9日はうつる可能性があるので注意が必要です。
唾液腺から唾液を出す管が腫れるので唾液がでると痛くなります。
あまりかまなくてもいいものを与えましょう。熱は2~3日で引き、4日~約1週間で腫れもひいてきます。
『治療方法と注意』
安静にして、自然に治るのを待ちます。
食べ物を噛んだり、唾液が分泌されると痛むので、柑橘類などの酸っぱいものは避け、のどごしのいいものを与え、水分補給もしっかり行います。
腫れた頬の痛みを和らげるには、ぬれたタオルで冷やします。
逆に温めたほうが気持ちがいいのであれば、温湿布などをしてあげましょう。
まれに、耳下腺が腫れて3~10日後に激しい頭痛や嘔吐などの症状がでる無菌性髄膜炎や、難聴や睾丸が腫れて痛む睾丸炎などの合併症を起こすことが。
大人の男性が睾丸炎になると、まれに子供ができなくなる場合もあるので注意が必要です。
2歳から9歳ごろにかかることが多く、一度かかれば免疫がつきますが、後に耳下腺が腫れることがあります。
これはウイルスで起こる場合が多く、症状も軽くすみます。
母乳を与えているママがおたふく風邪とわかったときは、診断がつく前の潜伏期間に赤ちゃんに感染している可能性があります。
赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
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2004年10月20日 | コメント/トラックバック(0) |
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はしか
『はしかとは?』
感染力が強く、潜伏期間は10~12日。
38度前後の熱から、せき、くしゃみ、鼻水などの風邪症状や、口の中やのどが赤くなる、目やにや充血といった症状も加わり徐々に悪化。
3~4日後にはいったん熱は下がりますが、すぐに上昇します。
この頃口の中のほおの内側に小さな白いブツブツが数個~数十個見られます。
これはコブリック斑といい、はしか特有の症状で診断の重要な手がかりとなります。
この後すぐ後に顔や体へと発疹が広がります。
2度目の発熱後、1週間ほどで発疹が赤から赤褐色に変わり、色素沈着を残すことはあります。
その頃には熱も下がり、急速に回復に向かいます。
『治療方法と注意』
特効薬はないので、安静にして症状を軽くする薬で体力の消耗を防ぎます。
肺炎、気管支炎、脳炎などの合併症に注意してください。
発疹が出て1週間を過ぎても熱が下がらない、せきがひどい、全身状態が悪いときは必ず受診を。
はしかはかかったひとの約1000人に一人は死亡する可能性がある恐ろしい病気です。
唯一の対抗手段は予防接種なので、1歳を過ぎたらすぐに受けましょう。
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2004年10月19日 | コメント/トラックバック(0) |
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風疹(ふうしん)
『風疹とは?』
風疹ウイルスの飛沫感染によって起こるかるいはしかのような病気で、発疹が三日ほどで消えることから三日ばしかと呼ばれています。
潜伏期間は2~3週間。回復期に合併症の脳炎を起こすこともあるため、軽視は禁物。
せきや鼻水などの風邪のような症状に始まり、顔や耳の後ろに小さな赤い発疹が出て全身に広がります。
はしかの発疹よりまばらで小さく、色も薄いです。発疹同士がくっついて大きくなったりすることはなく、色素沈着もありませんが、のどや目が赤くなることがあります。
発疹が出る少し前から耳の後ろや首のリンパ節が腫れてきます。
熱は37~38度くらいでそれほど高くはなく、出ない場合もあります。
耳の後ろやリンパ節の晴れは3週間以上続くことがありますが、熱やせき、発疹などは3~4日で治ります。
発疹が出る数日前から発疹が出てから5日くらいまでは、人にうつる可能性があります。
とくに妊婦に感染すると胎児に影響が出る可能性があるので注意が必要です。
乳幼児の場合は比較的症状がかるい病気ですが、小学校高学年から大人がかかると高熱が続いたり、発疹が驚くほどたくさん出ることがあります。
『治療方法と注意』
熱と発疹が出たら、すぐ受診を。
軽症のときは問題ありませんが、溶連菌感染症に似ていることもあり、抗体検査をすることもあります。
高熱が続くようなら入院することもありますが、たいていは自然に治ります。
熱があるときは、消化がよく口当たりのいいものを与え、水分補給を心がけて脱水症状を防ぎます。
元気であれば寝ている必要はありません。
普段どおりにすごして大丈夫です。
ただしほかの人に移す恐れがあるので、発疹が消え、医師の許可が出るまでは、家の中ですごしましょう。
また、この病気で心配なのは、妊婦が妊娠初期に感染するとおなかの赤ちゃんにも感染して、白内障、心臓病、難聴などの障害を持って生まれる可能性が出てくることです。
子供が1歳を過ぎたら必ず予防接種を受けさせましょう。
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2004年10月18日 | コメント/トラックバック(0) |
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水疱瘡(みずぼうそう)
『水疱瘡とは?』
水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こり、潜伏期間は2~3週間です。
37~38度ほどの熱と同時に、頭や顔に虫刺されのようなかゆみを伴う発疹が現れ半日から2日ほどで全身に広がります。
発疹は口の中やまぶた、陰部などの粘膜にもできます。
やがて小豆大の水痘に変わり、さらに2~3日後には乾いてしぼみ、黒いかさぶたになってはがれ落ちます。
全部が黒いかさぶたになって乾いたら治ります。
発疹ができてから治るまでの期間はだいたい10日前後です。
『治療方法と注意』
水とかが出たときや破れるとき、ひどくかゆがります。
かゆみを抑えたり発疹をかきこわして化膿したときは、抗ヒスタミン薬や抗菌薬の内服薬や軟膏などが処方されることがあります。
水疱をかきこわすと跡が残りやすいので、つめを短く切り、清潔にしましょう。
熱は1~2日出ることがありますが、解熱薬は使用せず様子を見てください。
水痘が1つか2つ程度の受診は早すぎて診断がつかないこともありますが、まだ症状が出るかでないかの早い時期にアシクロビルという抗ウイルス薬をタイミングよく服用させると、発病しても軽くてすみます。
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2004年10月17日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気