どんな出産方法があるの?

自然分娩・・・・・自然な陣痛がくるのを待ち、経膣分娩で産む。最も一般的な分娩方法。
ラマーズ法・・・・妊娠中お産の仕組みを学び、呼吸法と補助動作で痛みを乗り越えお産に臨む。取り入れている産院は多い。
ソフロロジー式分娩・・・妊娠中からイメージトレーニングとリラックスの訓練(禅やヨガなど)を行い、出産の 痛みを抵抗せずに受け入れることで安産をめざす。イメトレが成功したら本当に痛くないらしい。
LDR・・・・・L(陣痛)D(分娩)R(回復)をひとつの部屋ですごす。同じ部屋ですごすことでリラックスできる。陣痛~出産まで家族立会いでできることが多い。
誘発分娩・・・・・自然の分娩を待たずに陣痛誘発剤を使って分娩を開始する方法。あらかじめ分娩予定日を決める場合と、母体や赤ちゃんの状態から行う場合がある。
無痛分娩・・・・・麻酔の力でお産の痛みを取り去る。局所麻酔を使うものと全身麻酔を使うものがある。硬膜外麻酔の場合、痛みだけを取るので自分でいきんだり産声を聞くこともできる。麻酔一本ウン万円で、痛いと追加していくのであとで請求書を見てひっくり返るような事に!芸能人がよくする方法、と言えば察しがつく?
帝王切開・・・・・外科的な手術で子宮から赤ちゃんを取り出す方法。計画的に行う場合と緊急の場合がある。
自宅出産・・・・・医療の力を借りずに助産師さんの介助のもと、自宅で産む。妊娠経過が順調であることが条件。

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葉酸を摂取することによって

『葉酸摂取による胎児神経管閉鎖障害予防の現状』
葉酸は、ほうれん草のなかから見つかったビタミンB群の1つである。
近年、諸外国の調査によって、妊娠初期の葉酸の十分な摂取が胎児神経管閉鎖障害発症予防に効果があることが明らかになり、葉酸摂取による胎児神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症など)予防の啓発活動が先進各国に広がった。
例えば、アメリカやイギリスでは葉酸摂取によって、胎児神経管閉鎖障害の発生は、この10年間で約10分の1に減少した。
一方、日本では、葉酸摂取の重要性の啓発に対する効果が未だ見受けられず、この10年間で胎児神経管閉鎖障害の発生率は漸増し、アメリカの8倍、イギリスの6倍となっているのが現状である。
さらに、近年の日本産婦人科医会の先天異常モニタリング調査結果をみても、平成12年および13年における二分脊椎児の出産数は、それぞれ10000人中4.9人および5.9人と変化は認められず、また、二分脊椎児出産婦のなかで、葉酸または葉酸を含むビタミン剤の服用を意識しておこなった女性は皆無であった。
また、葉酸摂取を心がけた妊婦は全体の0.67%にすぎなかった。
『妊娠可能女性に対する葉酸摂取の推奨 』
2000年12月、厚生省は、‘妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間に、1日0.4mg(400μg)の葉酸を摂取することによって神経管閉鎖障害の約70%の予防効果がみられる’とする情報の提供を妊娠可能な女性におこなうよう勧告した。
胎児器官形成は妊娠4週には開始するため、妊娠可能な女性は日頃(妊娠の診断前)から葉酸を十分含んだバランスのよい栄養摂取が重要である。
また、葉酸は水溶性ビタミンのため分解されやすいので、摂取法や調理法に工夫が必要である。

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母子健康手帳のもらい方、使い方

『母子健康手帳とは?』
母子健康手帳は、妊娠初期から子どもが小学校に入学するまでの間の、母と子の一貫した健康記録になります。
健診や健康相談、予防接種を受けるときには必ず持参して、医師や保健師などの保険担当者に記入してもらい、子どもの健康と発育の記録をつけていきます。
また、病院などで受診するときにも、持参すると診療の助けとなる大変便利なものです。
『母子健康手帳のもらい方』
居住の市区町村の役所か保健所などにおいてある妊娠届を記入して提出すると、もらえます。
自治体によって医師の証明書が必要な場合もありますが、意外にもほとんどが自己申告です。
赤ちゃん一人に一冊なので双子ママは二冊もらいます。
また自治体によって違いますが、定期健診の受診票や予防接種券を一緒にもらう事があるので、それらも大切に保管しておくようにしましょう。
『母子健康手帳の使い方(前半部分)』
母子健康手帳は、各市区町村が作成して交付しています。
手帳の前半、51ページまでは妊娠から出産、そして子どもの健康の記録のために、保護者や医療・保険関係者が記入する部分です。
転勤などにともなって引っ越しをされる家庭も多いので、この部分は全国共通となっています。
最初の1~3ページは出生届出済証明のほか、妊婦自身の病気や今までの妊娠、職業や生活環境なども記入するようになっています。
プライバシーにかかわることですが、これらは産科医がこれからの妊娠期間中を通じて健康を管理するための重要な情報です。
場合によって医師から勤務先などに健康を守るための勧告や連絡をしてもらうこともあるかもしれません。
自分自身と生まれてくる赤ちゃんの健康のために、きちんと記入しましょう。
『母子健康手帳の使い方(後半部分)』
手帳の後半には、母子の健康を守り、健やかな育児を応援するために必要な情報を掲載してあります。
各地域ごとに必要事項がもりこめるよう、細かい内容は市区町村にまかされています。
なお、母子健康手帳についての説明は裏表紙や手帳の最初などに記載してあるので、受け取ったときにまず読んでおくようにしましょう。

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定期健康診査(妊婦健診)

『定期健康診査(妊婦健診)とは?』
定期健康診査(妊婦健診)は、お母さんとおなかの赤ちゃんの健康を守り、妊娠が順調にいっているかどうかチェックするためのものです。
自覚症状がなく順調に見えても、トラブルが隠れていることがあります。
無事に出産をむかえるために、油断せず次のような感覚で定期的に検診を受けましょう。
 *妊娠23週(第6月末)まで・・・4週間に1回
 *妊娠24週~35週(第7~9月末)・・・2週間に1回
 *妊娠36週(第10月末)以降・・・毎週1回
『なぜ定期健康診査(妊婦健診)が必要なのか』
妊娠中の検査は、お母さんと赤ちゃんの健康を医学的に確かめるために行われるものです。
例えば血液検査は、出産時の万一の大出血に備えるばかりではありません。
お母さんの血液型がRh(-)というタイプの場合、赤ちゃんに血液型不適合という状態が起こり、貧血や黄疸が強く出ることがあります。
こういったケースが起こらないためにも、お産の前から備える大切な検査です。
また、B型肝炎ウイルスの抗原検査を行うのは、お母さんがそのウイルスをもっていると、赤ちゃんに感染が起こることがあるからです。
母体の感染がわかれば、母子感染を防ぐために、生後すぐの赤ちゃんに、免疫プリンやワクチンを接種します。
妊娠中の検査は、お母さんの体と赤ちゃんの健康を守るために、欠かすことができません。
意味を知って忘れずに必ず受けましょう。
不安なことがある場合は、お医者さんに質問をして下さい。
『具体的な検査項目』
妊娠初期に行われる検査
血液型検査(血液型ーABO式、Rh式、貧血産有無、梅毒反応、B型肝炎ウイルスの抗原)など。
貧血調査は初期・中期・末期に各1回ずつ行います。
定期健康診査で毎回行う検査
子宮底の長さ・腹囲の測定、胎児の大きさ・位置、胎児の心音の確認、体重測定、血圧測定、尿検査(たんぱく、糖)、むくみの有無など。
妊娠中必要に応じて行う検査
胎児超音波検査、胎盤機能検査、心電図、胸部エックス線撮影、肝機能・胃機能検査、骨盤エックス線検査、血糖値、血液凝固検査、C型肝炎ウイルス抗体検査、風疹ウイルス抗体検査、トキソプラズマ抗体検査、エイズウイルス抗体検査、クラミジア抗体検査など。

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