屈折異常(くっせついじょう)
『屈折異常とは?』
遠視(えんし)、近視(きんし)、乱視(らんし)がこの部類になります。
外部からの光線が角膜や水晶体で屈折し、網膜上に集まって像を結ぶことによって、人はものを見ることが可能となります。
屈折異常とは、水晶体の屈折力の強弱、角膜から網膜までの長さの長短などが原因となり、目の焦点が合わず視力障害が起きる病気です。
網膜より後ろで像を結ぶために遠くも近くも見にくいのが遠視、近くはよく見えるが遠くは見にくいのが近視、輪郭がぼやけたり二重に見えるのが乱視、ということです。
『治療方法と注意』
いずれの症状も眼鏡での矯正となります。
ただ、近視の場合、近いものには焦点があっているため、視力の発達にはあまり悪影響を及ぼさないとされており、生活に支障がない限り無理に眼鏡をかける必要はありません。
予防法として、テレビやゲームは画面から離れて明るい部屋で見る、ときどき遠くの景色を見る(焦点の異なるものを見せるのが目的)などが挙げられます。
強い近視の親同士の子供が近視になる確率は高い傾向にあるという統計はありますが、両親のどちらかが近視の場合は必ずしも子供が近視になるわけではありません。
遠視や乱視は放っておくと、弱視や斜視の原因ともなりますので早期矯正を要します。
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2004年11月25日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:赤ちゃん・子供の病気